エバートンMFハメス・ロドリゲス【写真:AP】

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エバートンが昨夏にレアルから獲得、強化責任者の発言内容に「タイムズ」紙が注目

 今シーズン開幕前の移籍市場でスペインの強豪レアル・マドリードからイングランド・プレミアリーグのエバートンへ移籍したコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスが、“ゼロ円移籍”だったことが明らかになった。

 英紙「タイムズ」など欧州メディアが報じている。

 この事実が発覚したのは、エバートンの株主総会において強化責任者のマルセル・ブランズ氏が発言した内容だった。その中でブランズ氏は、6人が新加入(復帰組を除く)した移籍市場について「ハメス・ロドリゲスはフリー移籍だった」と明言したという。

 タイムズ紙では「夏の時点では、いくつかの情報源からは1000万ポンド(約14億円)から2000万ポンド(約28億円)の費用がかかっているとされていた。一方で、2008年から10年まで彼が所属したアルゼンチンのバンフィールドというクラブは、移籍の一環として連帯の支払いを期待していたものの、両クラブから無料で移籍したと告げられたと主張していた」として、結果的にはバンフィールドの主張が事実だったことを報じた。

 かつて指導を受けたカルロ・アンチェロッティ監督に熱望されてのエバートン加入となったハメスは、ここまでプレミアリーグで12試合出場3ゴール3アシストの成績を残している。エバートンにとっては、ハメスをゼロ円移籍で獲得できたことは望外の補強になったと言えそうだ。
(Football ZONE web編集部)