藤川球児氏、“球児”が嫌なとき「ありました」

写真拡大

今季限りで22年間の現役生活に幕を下ろした元阪神の藤川球児氏(40歳)が、12月24日に放送された情報番組「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)に出演。自身の名前“球児”への思いや葛藤を語った。

番組はこの日、阪神OB会長を務める川藤幸三氏(71歳)と藤川氏の対談を放送。自身の名前について、藤川氏は「自分の名前は、やっぱりいろんな悩みもあって。(野球とは違う)ほかのことがしたい、チャレンジしたい」と語り出し、川藤氏に「(名前が)嫌なときってあった?」と聞かれると、「ありました」と即答した。

藤川氏は「例えば、好きな女の子ができたとか、趣味がサッカーとか。野球部、坊主だし、坊主頭が嫌だとか、そんな多感な時期は苦手だったかもしれないです」といい、川藤氏から「そういうときに『なんで球児なんて、親はつけたんだ』と思わなかった?」と聞かれると、「思ったけど、言ったことはないです。言うと可哀想じゃないですか。やっぱりせっかくつけてくれてるし、だから、言わなくて良かったなと思います」と、若かりし頃の心境を振り返った。

そんな藤川氏に、川藤氏は「よくぞつけてくれたな、と思うべきよ」とコメント。藤川氏は「最後、辞めるときに引退試合終わって、そのときに、『あぁ、球児という名前で良かったなぁ』って」と、最終的にはそうした境地に達したそうで、川藤氏は「なるようになってるのが藤川球児。だから自信持ったらええやないか。こんなエエ名前ないやろうがね」と語り、藤川氏も「最近、よくそうやっておっしゃってくれて、だから胸張って生きようかなと思ったし、球児という名前で、これから連れて行かなきゃいけないので」と笑った。