DeNA退団パットン、NPB他球団での現役続行も希望「日本に戻って別の球団で…」
米ラジオ番組に出演「日本でプレーする可能性を閉ざしてはいない」
DeNAを今季限りで退団したスペンサー・パットン投手が米ラジオ番組に出演。自身の去就について、「現時点では横浜に戻らないけど、日本でプレーする可能性を閉ざしてはいない。日本に戻って別の球団でプレーする機会を歓迎するし、メジャーリーグでの機会も歓迎する。今は両方のリーグの球団と話し合っていて、僕と家族にとってベストな選択をしたい」と来季NPB他球団でプレーする可能性を示唆した。
パットンは今季リーグ最多57試合に登板して3勝2敗19ホールド、防御率4.92をマーク。4年間で通算219試合登板して101ホールド。実績だけでなく、闘志あふれる投球で中継ぎ陣を牽引した。番組内では「米国では長打が重視される。日本ではバントや走塁、単打やインプレーにすることが重視される」など日本と米国の野球の違いを口にした。
コロナ禍で開幕が遅れた今季については「長いシーズンだった。最初は調整が難しかったけど、大丈夫だった。たくさん投げたね。良いシーズンが送れた」と振り返った。DeNAで残した成績にも満足しているようだ。「セットアッパーとしてホールドを記録することが僕の役割だった。クローザーに繋ぐことに毎年励んだ。通算100ホールドを超えたよ。ベイスターズで100ホールドを記録した最初の外国人になったことはクールだった。ベイスターズで史上2人目でもあったんだ。そうした記録を残すことができたのはクールだった」。
また、日本のプロ野球について「優れた選手たちがいる。投手はもちろん打者も良い。素晴らしい投手たちはメジャー移籍しているしね。厳しいリーグだ」と紹介。DeNAのブルペン陣についても触れ、「ヤスアキ・ヤマサキは通常すごく圧倒的で、毎年セ・リーグでトップのクローザー。今季は少し不調だったんだ。カズキ・ミシマが代役を務め、すごく良い仕事をした」と元チームメートを称えている。(Full-Count編集部)