南野拓実はリバプールで活躍をすることができるだろうか【写真:Getty Images】

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ポジショニングの良さ、将来性、過密日程の3つが“理由”として挙げられる

 リバプールは現地時間28日、プレミアリーグ第10節ブライトン戦に敵地で臨み、1-1で引き分けた。

 日本代表MF南野拓実はインサイドハーフで今季初先発を飾ったが、目立った活躍はできず。それでも現地メディアは「南野がまだリバプールで成功できる3つの理由」として、今後への希望を見出している。

 南野はブライトン戦で4-3-3システムのインサイドハーフとして今季初の先発フル出場。試合はポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタが後半15分に先制点を奪うも、同アディショナルタイムにVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入でPKを献上。土壇場で同点弾を決められた。

 南野は従来よりも低い位置でのプレーとなり、チームに大きなプラスをもたらすには至らなかった。リバプールでの今後について厳しい指摘が多くなるなか、リバプール専門メディア「Rousing The Kop」は「南野がまだリバプールで成功できる3つの理由」と見出しを打ち、現時点で見切りをつけるべきではないとの見解を示している。

 その理由として一つ目に挙げられているのが、ブライトン戦も含めてポジショニングに優れているという点。同メディアはスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラのみが南野のポジショニングを活かせていると伝えており、連携面が改善されればチャンスに絡む回数も増えるという見方がされている。

 二つ目は25歳という年齢と、それに伴う将来性だ。「少なくとも現時点では不動のレギュラーを確保すべきと義務付けられているわけではない」として、成功のために与えられる時間はまだ残っているとした。

 そして最後に挙げられたのが、チームの過密日程によって出場機会はこれからも頻繁に訪れるということ。「特定の役割でしっかりと時間を与えられれば、確かな能力を発揮できるはずだ」と期待が寄せられている。

 記事は「ザルツブルク時代にリバプールと対戦した時、彼はどれだけの破壊力を発揮できるか示している。その力をリバプールでも見せるには継続的なチャンスが必要で、それは間もなく実現するだろう」と締めくくられ、南野への期待値は依然として高い。シーズン中盤戦の過密日程を迎えるなか、真価を発揮してチームの助けになりたいところだ。(Football ZONE web編集部)