直近1週間 過去最多の65人 新型コロナ
全国で新型コロナウイルスの感染が広がっていますが、県内では25日までの直近1週間で、これまでで最も多い65人の感染が確認されました。
県では独自に設けた警戒度を上から2番目の「感染厳重注意」に引き上げ、改めて県民に感染予防対策の徹底を呼び掛けています。
25日までの直近1週間で、県内では前の1週間より44人多い65人の感染が確認されています。
前の週からの増加率は2.7倍と警戒レベルでは1番高く、深刻な医療崩壊のリスクがあるとする「特定警戒」のレベルです。
感染の経路不明のケースが半数ほどあることに加え、重症者の病床の稼働率も増加傾向にあります。
この1週間は東京で1日当たり500人越え、茨城や群馬などの隣県でも感染者の数が急増しています。
こういった状況も踏まえ県は、独自に設けた警戒度を上から2番目の「感染厳重注意」に引き上げました。
警戒度に応じた行動基準で示す新たな制限などは求めませんが、来月31日までの間、飲酒を伴う懇親会など感染が高まる場面での注意や感染した際のリスクが高い人に感染防止の徹底を要請しています。
いわゆる3密を避けるほか、感染リスクが高まる「5つの場面」をあげ、年末に向けて機会が増える飲酒を伴う懇親会などでのクラスターに警鐘を鳴らしています。
十分な喚起やマスクの着用などに加え、「少ない人数で短く」「箸やコップを使いまわさない」などリスクを下げながら楽しむ工夫を呼び掛けています。
また、栃木市では26日、感染が拡大している東京23区、大阪市、札幌市、それに名古屋市への職員の出張と不要不急の私的な往来を自粛すると発表しています。