栃木県の文化の発展に貢献した人に贈られる県の文化功労者の今年度の表彰式が11日、県公館で開かれました。

今年度は美術評論と芸術文化振興の分野で上野 憲示さん、書道の分野で重原 道雄さんが選ばれました。

新型コロナウイルスの影響で今年は文化、芸術活動が大きく制限を受けましたが、2人はこれからも文化の振興に力を尽くしていくと抱負を語りました。

72歳の上野さんは県立美術館の学芸員時代に多くの企画展を手掛け、学校法人宇都宮学園の理事長、県内初の芸術系大学である文星芸術大学の創立にも力を尽くしました。

87歳の重原さんは作新学院高等部の書道の教員として42年間書道教育に力を尽くし、県の芸術祭書道展の運営、県書道連盟の会長としても精力的に活動しました。

県の文化功労者は、これで150人となりました。