食パン1枚でホットサンドが作れる! ありそうでなかった「ホットサンドソロ」を使ってみた
ホットサンドソロ | 食楽web
具材を挟んだホットサンドが手軽に作れる「ホットサンドメーカー」といえば、朝食や間食作りに役立つ調理家電の代表格。冷蔵庫の残り物を挟むだけで、立派な食事に変身するため、すでに持っている人も多いのではないでしょうか。
ただし、多くのホットサンドメーカーは、食パンを2枚使って食材を挟むので、ボリューム過多になりがち。朝を軽めにしたい人にとっては、ちょっと多いなと感じることもあるはず。そこで活躍するのが、燕三条キッチン研究所の「ホットサンドソロ」です。寝起きモードの胃袋にちょうどいいホットサンドが作れるホットサンドソロの魅力をお伝えしましょう。
食パン1枚で具を包むからちょうどいい
4500円(税抜)。サイズは約幅140×奥行き275×高さ40mm、重さ約405gとコンパクト。金物の町として有名な新潟県の燕三条で誕生した
ホットサンドソロは、直火タイプのホットサンドメーカーです。IHには非対応となっており、電気式のホットサンドメーカーに比べ、加熱時間が短く済むのが特徴のひとつ。多くの直火タイプのホットサンドメーカーよりも小さくなっており、そこに大きな秘密があるんです。
表面にはフッ素樹脂加工が施されており、鋳物のホットサンドメーカーよりも扱いやすい
そう、このホットサンドメーカーは食パン1枚で具を挟めるのです。これは意外とありそうでなかったホットサンドメーカーだと思いませんか? プレート部分は黒とグレーのツートンカラーになっており、色を変えることでどちらの面を焼いたかを覚えやすいというメリットもあります。
カリカリのフチはホットサンドならではの魅力
今回は8枚切りの食パンを使用。折りたたむ際にパンが割れるのではと不安だったが問題なかった
まずはハムチーズサンドを作ってみました。といっても作り方は簡単。食パン⇒具材の順にのせたら、プレートを閉じてロックをかければ準備は終わりです。あとは、弱火で片面2~3分ずつ焼いていくだけ。
今回は自宅のガスコンロで加熱しましたが、これならキャンプでの朝食作りにも使えそう。タイマー付きの電気式ホットサンドメーカーに慣れている人は焦がさないように注意してください。
弱火で焼き上げるのがポイント。片面が焼けたら、ひっくり返して反対の面を焼く
焼き上がったホットサンドはワンハンドで食べられるちょうどいいサイズ。同じ要領で、つぶあん×バター、ツナ×チーズの組み合わせも作ってみました。一見するだけでフチがカリッと焼き上がっていることがわかり、かなり食欲がそそられます。
「4w1h」というシリーズロゴが焼きつけられる。フチが波形になるのがホットサンドソロの特徴
この波型のフチには理由があります。それはホットサンドメーカーを閉じたときにパンの端がはみ出ないように収まりやすく、しっかり圧着するからなんです。筆者はこのフチが大のお気に入りで、カリカリの食感はまさにホットサンドの醍醐味! フチはカリッと、なかはふんわりという食感のコントラストのおかげで、食欲のない朝でもつい次のホットサンドを作りたくなる自分がいました。
ハムチーズやツナチーズは塩気があるので、これにサラダをプラスすればバランスのいい食事になりそう。つぶあんとチーズの甘じょっぱ系の組み合わせはおやつにぴったり
少食の人や子どもの朝食に向くだけでなく、一度に何種類も食べる夢を叶えてくれるのも1枚焼きのホットサンドソロならでは。4500円(税抜)と手頃な価格で購入できるので、ぜひお試しあれ!
●DATA
ホットサンドソロ
https://4w1h.jp/product/hotsand/
●著者プロフィール
今西絢美
「おいしいものナビゲーター」として、調理家電や食に関する記事を執筆。フードツーリズムマイスター、利酒師の資格も持つ。ウェブサービスやアプリのトレンドも絶賛追跡中。コンテンツ制作会社「TEKIKAKU」取締役。