李元総統の遺影に献花する森元首相=8月9日、台北賓館

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(台北中央社)日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会は17日、李登輝(りとうき)元総統の告別式に参列するため、森喜朗元首相を団長とする弔問団が18日から19日までの日程で台湾を訪問すると発表した。森氏は先月9日にも弔問のため訪台し、台北市内の追悼会場を訪れていた。

告別式は19日に北部・新北市淡水の真理大学大礼拝堂で開かれる予定。

▽外交部、「歓迎と感謝」表明

外交部(外務省)は17日、報道資料を通じ、森元首相の再訪台は「李元総統と台日関係を高く重視する日本側の姿勢の表れ」だとし、「歓迎と感謝」を表明した。

外交部によれば、弔問団には超党派議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)の古屋圭司会長や日本台湾交流協会の谷崎泰明理事長などが加わる。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、告別式会場では中央感染症指揮センターの規定に従い、動線分けや専用の休憩室の設置などの対策を講じるとしている。

李氏は7月30日、多臓器不全などのため97歳で死去した。

(編集:名切千絵)