ビジャレアルへの期限付き移籍が決定した久保建英【写真:Getty Images】

写真拡大

ビジャレアルへの期限付き移籍が決定「久保は今季の名物となった」

 日本代表MF久保建英は現地時間10日、ビジャレアルへの期限付き移籍が決定した。

 スペイン国内でも大きな注目を集めているが、現地メディアは「ビジャレアルとエメリの新たな宝、クボ」と見出しを打ち、「完璧なエリート選手」と称賛の言葉を送っている。

 2019年夏にFC東京からレアル・マドリードへ完全移籍した久保は、開幕直後にマジョルカへ期限付き移籍。リーグ戦35試合4ゴール4アシストをマークして存在感を放った。今季終了後には30クラブ以上が久保の獲得を打診したと取り沙汰されていたが、最終的には今季リーガでトップ5入りしたビジャレアルが争奪戦を制した。

 世界でも久保の新天地決定が大きな注目を集めているなか、スペイン地元紙「レバンテEMV」は「ビジャレアルとエメリの新たな宝、クボ」と見出しを打ち、「久保は今季の名物となった。才能、ドリブル、ゲームビジョン、さらにはリーダーシップでさえ示した。近年最も熱狂をもたらしている名前の1人だ」と惜しみない賛辞を送っている。

「ピッチでエメリに何をもたらすのか様子を見る必要がある」と過度の期待を寄せるのは禁物としつつも、「カウンターでダメージを与える能力が売りだが、静的な攻撃能力も持っており、完璧なエリート選手だ」と絶賛。守備的戦術のマジョルカではカウンターの起点として活躍したが、遅攻も得意とする選手であることを強調していた。久保のビジャレアル移籍は世界でも前向きに捉えられているようだ。(Football ZONE web編集部)