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CYBERDYNE株式会社は、筋力低下や麻痺などにより上肢や下肢などの運動機能が低下した患者を対象として使用するHAL医療用「単関節タイプ」について、2020年7月31日付けで厚生労働省より「運動量増加機器」として保険適用の通知が発出されたことを同年8月3日に発表した。

この適用により、医療機関が同製品を用いて脳血管疾患などリハビリテーション料を算定すべきリハビリテーションを行った場合に、運動量増加機器加算として、月一回に限り150点を所定点数に加算することができるようになる。なお、同製品は医療関係者のみが使用できる医療機器のため、一般の人は購入不可となっている。

●同製品の特徴

HAL医療用単関節タイプは、肘や膝など装着部位に適したアタッチメントをメインユニットと組み合わせて、各関節の集中的なリハビリテーションを提供する製品だ。患者の身体状態に合わせて臥位、座位、立位など様々な姿勢でのリハビリテーションが可能なほか、コンパクトな設計により持ち運びが容易であるため、一般的な病棟リハ室のみならず、急性期のベッドサイド、回復期リハビリテーション病棟など、 幅広い環境でリハビリテーションを行うことができる。

●具体的な使用イメージ


急性期 - 座位での膝の曲げ伸ばし運動 膝アタッチメント アタッチメント交換により、一台で膝にも肘にも取り付けられる。


急性期 - 座位での肘の曲げ伸ばし運動 肘アタッチメント、吊り下げキット (オプション)・HALモニター(オプション) 併用 一緒にモニター画面で運動の情報が確認ができる。


回復期 - 立位での足の振り出し練習 膝アタッチメント 急性期から回復期まで、一人ひとりの症状に合わせた運動が可能。

▼ 製品概要:

・製品名

HAL医療用単関節タイプ

・一般的名称

能動型展伸・屈伸回転運動装置

・製造販売認証取得日

2020年7月8日

・認証番号

302AIBZX00017000

・使用目的又は効果

上肢、下肢等の運動機能が低下(筋力低下、麻痺等)した患者を対象として、上肢、又は下肢等の筋力を維持、発達又は回復させるために用いることを目的に使用する。

・特定診療報酬算定医療機器の区分

運動量増加機器

(ロボスタ編集部)