2018年1月「しまむら」で買い物をする大和田美帆と母・岡江久美子さん(画像は『大和田美帆 2018年1月4日付オフィシャルブログ「お正月気分抜け出せない症候群」』のスクリーンショット)

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女優の大和田美帆(36)がブログに、長女(4)が幼稚園に持参する弁当の写真を投稿した。新型コロナウイルス肺炎のため4月23日に亡くなった母の岡江久美子さん(享年63)は朝の情報番組の司会をしながら6年間、自分のために弁当を作ってくれていたことから「(長女の弁当作りを)私もがんばろうって思えます」と綴っている。

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大和田美帆は長女を出産後の2017年に舞台復帰を果たしたが、同年11月のブログで母の岡江久美子さんが『はなまるマーケット』の司会を務めながら、どんな思いで自分を育ててくれたのか理解できるようになったと綴っている。

舞台稽古が始まると昼間から深夜まで自宅を空けることとなり、当時2歳だった長女は保育園や親族に預けることになった。娘は思ったよりも早く母親と離れる生活に慣れてくれたので安心したものの、それでも我が子が我慢をしたり、頑張ってくれたのかが伝わってきたという。

人気女優からタレント業にも進出した岡江さんが『はなまるマーケット』の司会として平日の朝の顔になったのは、大和田が13歳の時だった。岡江さんは家族の朝食と大和田の弁当を作り、皆が起床する前に家を出ていた。だが以前から仕事に忙しかった母がさらに早朝から出かけるようになったことで、大和田は「母は私よりも仕事を選んでいる」と冷めた目で見ていたそうだ。幼い頃から祖父母に預けられて育ち可愛がってくれたが、やはり母親と離れている時間は中学生になっても寂しかったのだ。だが舞台に復帰し“やっぱり芝居が好き”、“やっぱり我が子が好き”と再確認した彼女は、「子供も仕事も選んだんだ」「どちらも選んでどちらも一生懸命だった」と当時の母親の気持ちが痛いほど分かったという。

そんな大和田が出産後、しばらく実家で体力の回復に努めていた時に、岡江さんは夫・大和田獏の分は後回しにして娘のために栄養たっぷりの食事を作っていた。2018年12月に離婚した娘を遠くから見守り、彼女の意思を尊重しながら支えてきた岡江さん。7月6日の『大和田美帆オフィシャルブログ』によると、かつて岡江さんに自分が作った弁当の写真を送ると「イマイチだね!」「彩りがわるいね!」と厳しいものばかりで、なかなか褒めてくれなかったという。だからこそ、たまに褒めてくれた時は嬉しかったそうだ。

「いつか、“お母さん業もお仕事もよくがんばったね”と母に褒めてもらえるように」「いつか、“私のママもがんばってたから”と踏ん張れる精神をワガコにも持ってもらえるように」精一杯生きていきたい―と、自らを奮い立たせる大和田美帆。コメント欄には「美帆さん! お母様はいつでも見守ってくれています…ファイト!!」「かわいいお弁当ですね、お母様は天国で褒めてくれていますよ」「お母様に大切に育てられたこと、それが宝ですね。今度は娘さんに受け継いであげるのですね」「頑張って下さい! 貴女はあの人の娘さんなんだから、きっと出来ます」「子育てとお仕事身体無理しないでくださいね。いつも応援しています」と、激励の声が相次いでいる。

画像は『大和田美帆 2018年1月4日付オフィシャルブログ「お正月気分抜け出せない症候群」』『大和田美帆miho ohwada 2020年7月6日付Instagram「#幼稚園弁当 トマトチーズソースパスタ」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)