【からだケアレシピ】隠れ貧血にも!「牛肉とニンジンの軽い煮込み」
目の使い過ぎは血を消耗します。
ようやく緊急事態宣言が解除となりましたが、外出自粛中に目を酷使したというひと、案外多いのではないでしょうか。私もネットニュースやSNS、動画配信など、暇な時間にスマートフォンを見ている時間がかなり増えました。スマートフォン以外にも読書や映画を見るなど、目を使うことばかり。
そこで今回は、目をケアして血も補う食材である「ニンジン」をたっぷりと使ったレシピをご紹介します。レバーやいわし、ブルーベリーなどもその条件を満たす食材なのですが、なんといっても一番手に入れやすいのはニンジン。タイトルでは「牛肉と…」となっていますが、牛肉よりもニンジンがどっさり入ったお料理です。
ニンジン以外には牛肉としめじが血を補い、たまねぎが補った血を巡らせます。
血が足りなくなるとイライラしやすくなりますし、不安感や不眠につながることもあります。また、血は栄養分を含み、その栄養分がからだ中を巡って全身を潤わせています。そのため血が足りなくなるとお肌や髪のツヤが無くなり、くすみが気になったり、カサついたりもしてきます。現代医学でいう貧血ではなくても、そういった症状がでていれば貧血=血虚、つまりは隠れ貧血状態です。
他には牛肉、ニンジン、たまねぎの共通の効能として、胃腸ケアがあります。胃腸の調子が悪いと食べたものがきちんと栄養分に変えられません。そのため、普段から胃腸の状態をこまめにセルフチェックしていただきたいのですが、外出自粛のストレスで思い悩んで胃を傷めているひとも、食べることだけが楽しみ! とばかりに食べ過ぎて胃を傷めているひとも、このあたりで一度リセットしてみるのもよいですね。牛肉を使ったお料理といえども比較的あっさりしているので胃もたれしないと思います。
そして、天気予報ではそろそろ梅雨入りの話題も出てくるようになりました。湿度が気になる季節です。湿に負けないためにも、水分代謝に大きく関わる胃腸を整えておく必要がありますが、胃腸ケアの3食材以外にカレー粉とパクチーで湿を追い出す工夫をしています。
カレー粉を使ってはいますがカレーではなく、赤みそ入りですが、いわゆる味噌煮込みでもないテイスト。味の想像がつかないかもしれませんが、トマトペーストがはいるのでハッシュドビーフのような味わいです。
「牛肉とニンジンの軽い煮込み カレー赤みそ風味」
材料(2人分)
・牛肉(切り落とし)……150g
・ニンジン……1本(100g)
・たまねぎ……小1/2個
・しめじ……60g
・小麦粉……小さじ1
・カレー粉……小さじ1
・太白ごま油……大さじ1
・水……300ml
【A】
・トマトペースト……大さじ1
・八丁味噌……大さじ1
・酒……大さじ1
・塩……1つまみ
・パクチー……適宜
作り方
1. 牛肉は軽く広げ、両面に分量外の塩少々と小麦粉をふる。ニンジンはピーラーで10cm程度の長さにスライスする。たまねぎは薄切りにし、しめじは小房に分ける。Aを混ぜ合わせる。
2. フライパンに太白ごま油を入れて熱し、たまねぎを入れて炒める。少ししんなりしたら牛肉とカレー粉を加え、牛肉はこんがりと両面焼けたら取り出す。
3. 2のフライパンにしめじを加え、しんなりしたら水を加える。沸いたらA、牛肉、ニンジンを加え、ニンジンが柔らかくなり、とろみがつくまで中火で5分ほど煮る。器に盛り、ざく切りしたパクチーを添える。
写真の牛肉は、こちら(ボストン)の薄切り肉事情(日本のようになかなか売っていないのです)のためやけに整ったお肉ですが、切り落としで十分です。キッチンペーパーで、一度水分をおさえてから塩と小麦粉をふってください。特に小麦粉は、茶こしなどを使って均一に薄くふってください。
また、ニンジンをピーラーでスライスする際は、太さにばらつきがあっても問題なし。気にせずスライスしてください。
ごはんやパスタを添えてもおいしいですよ!
作り置きにもおすすめです
まだまだリモートワークのかたもいらっしゃるかもしれませんね。このレシピは温めなおしても十分おいしいので、作り置きにもおすすめ。ご飯やパスタにかけてもおいしいですし、ワインにも合うのでおつまみとしても。白ワインと合わせていただきましたが、どんなお酒にも合うと思います。
引き続きおいしくからだケアしていきましょう。
ちづかみゆき Miyuki Chizuka(@miyukichizuka)|Instagram