ボタフォゴMF本田圭佑

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 ボタフォゴ所属のMF本田圭佑はクラブに対し、3月分給与の返上を申し出たようだ。ブラジル『グローボ』が報じた。一方、クラブはこの申し出を拒否し、5月までの給与を全額支払う方針を示している。

 記事によると、元会長のカルロス・アウグスト・モンテネグロ氏が『カナル・ド・ニコラ』のインタビューで明かした。本田はクラブ役員に「3月の給与を受け取らないことを考えている。クラブの困難を知っている」と申し出たという。

 このエピソードを受けて「彼は模範であり、並外れた振る舞いをしている。彼はここブラジルにいて、家族は日本にいるんだ」と感嘆を示したモンテネグロ氏。一方で「通常は全員に支払おうと考えているので、話さえしなかったけれど」とも述べており、申し出を受け入れずに全選手に給与を支払う方針を示した。

 なお本田は4月27日、自身のTwitter(@kskgroup2017)に「プロスポーツチームに関して、経営者が直ぐにでも年俸の高い選手から順に給与カットのお願いしにいくべき。誠意を持って話せば多くの選手は理解を示すはず。じゃないと潰れるチームが増えて結果的にファンが悲しむことになる」と投稿していた。今回の申し出は、自身の持論を自らの行動から示す形となった。