休業中は「ご家庭でおいしいコーヒーを」 スタバ店舗の粋な対応に注目...スタッフの思いを聞いた
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、主要都市を中心に多くのスターバックス店舗が一時休業している。
そんな中、福島県郡山市のスターバックス郡山駅前店では、休業中の店舗前においしいコーヒーの淹れ方を紹介する貼り紙を掲出している。
休業中のスターバックス郡山駅前店(画像はKenji.K@kensama_charさん提供)
こちらの貼り紙は、ツイッターユーザーのKenji.K(@kensama_char)さんが2020年4月26日に投稿したもの。
「How to STARBUCKS 〜おいしいコーヒーをいれる4つの基本〜」
と題して、スターバックス流のコーヒーの淹れ方を紹介している。
ポイントが手書きで丁寧に書いてあり、とても分かりやすい。貼り紙の下部には、
「ご家庭でおいしいコーヒーをお楽しみ下さい!」
というメッセージも。歩いているときに見かけたら思わず足を止めてしまいそうだ。
これはいったい、どのような思いで貼り出されたものなのだろうか。Jタウンネットは30日、スターバックス コーヒージャパンの広報を取材した。
コーヒーの楽しみを伝えられたら
広報担当者によれば、郡山駅前店が「おいしいコーヒーを入れる4つの基本」を貼り出したのは、休業前の最終営業日である20日から。
「休業の終わりがいつになるのか見えない中で、いつも利用されている方や郡山駅を利用されている方々にコーヒーの楽しみを伝えられたら、とスタッフみんなで考えました。これを見て少しでもほっこりしてもらえたら嬉しいです」
と話す。もちろん書いたのもスタッフだそう。
郡山駅前店の前は通行量も多いため、いつも利用している人だけでなく、多くの市民の方に伝わるのではないかとの思いもあったという。
貼り紙の中で紹介されている「4つの基本」は、次のような内容だ。
「180ミリリットルの水に対して10グラムのコーヒーの粉がスターバックスのオススメです」
「コーヒーの粉が水に接する時間が長い程、豆を粗く挽きます」
「理想的なお湯の温度は90度〜96度です」
「風味を旬なまま楽しむにはコーヒーをいれる直前に挽くのが◎」
コーヒー豆の量、器具に合わせた挽き具合、新鮮な水を正しい温度で、鮮度を保つための工夫、と4つに分けて解説されている。
とても分かりやすい
こうした記載について担当者は、
「スターバックスコーヒー全店でオススメしているものです。普段はコーヒー豆の販売時やセミナー、お客様との会話の中でお伝えしています」
としている。
「美味しいコーヒーをおうちでも楽しんで頂ければ」と話す担当者。お店でコーヒーが飲めないのは残念だが、ぜひこの基本を守って自宅でスターバックス気分を味わってみてはいかがだろうか。