モンテネグロを代表する観光地 世界遺産の町コトルでしたい5つのこと
アドリア海に面し、かつてはユーゴスラビアの一部であったモンテネグロ。日本人にはまだ馴染みのない国ですが、海岸沿いのビーチリゾートや手つかずの大自然といった観光資源も多く、夏のシーズンになるとヨーロッパを中心に多くの旅行者が訪れます。
なかでもこの国を代表する観光地であるのが、アドリア海から内陸に入った場所にある町コトル。目の前に広がるコトル湾や背後の山々が自然の要塞として町を守り、敵の侵入や破壊を逃れた中世の街並みが今日まで受け継がれています。
今回は、そんなコトルでぜひ体験したいことを5つ紹介しましょう。
中世の街並みに迷い込む
旧市街の中であてもなく散策してみるのが、まず紹介する楽しみ方。町の中には細い路地があちこちに張り巡らされ、地図があってもほとんど役に立ちません。
なのでこのさい地図は見ずに、思いのまま町歩きをしてみましょう。中世の趣を称える町並みはどこを見ても美しく、迷うのさえ楽しくなってしまいますよ。
この町に宿泊するのであれば、朝に散策するのもおすすめ。観光客でにぎわう日中とはまた異なる、落ち着いた雰囲気の町並みが目のまえに広がります。
山の上の要塞からコトル湾を望む
コトルへ行ったら必ず訪れたいのが、町の裏手にそびえる城壁。城壁の頂上には要塞があり、ここからコトル湾の絶景が楽しめます。
城壁を上るのであれば、まだ涼しい朝の時間帯がおすすめ。日中は太陽が照りつけて気温も上がり、その中で1350段もの階段を上るのはとてもハードです。
町から頂上の要塞までの所要時間は1時間ほど。道のりは厳しいですが、その後で目にする美しい景色が全ての苦労を忘れさせてくれますよ。
ビーチでのんびり過ごす
城壁に上って体力を使ったあとは、ビーチでのんびり過ごしてみてはいかがでしょうか。
旧市街から徒歩10分の場所にはビーチがあり、海水浴を楽しんでいる人々の姿が沢山。ビーチチェアとパラソルがレンタルでき、海には入らず日光浴や読書をしている人の姿も多いです。
タイミングが合えば、目の前に巨大なクルーズ船が停まっていることも。湾内であるためか波も高くなく、お子さん連れでも安心です。
猫グッズをあつめる
町の至るところで猫を見かけるなど、「猫の町」としての一面もあるコトル。お土産屋さんをのぞくと可愛いらしい猫グッズが沢山あり、猫好きにはたまりません。
普段使いできそうなエコバッグから、インテリアにぴったりの猫の置物まで、見ているだけでも楽しい猫グッズたち。お土産物屋さんでじっくりと物色すれば、思わぬ掘りだしものが見つかるかもしれませんよ!
旧市街には「猫博物館」もあるので、興味のある方はこちらもどうぞ。
モンテネグロの周遊ツアーに参加してみる
モンテネグロには手つかずの美しい自然が数多く残されているものの、交通の便があまり良くないため個人旅行にはハードルが高いのも事実。しかしコトルからの周遊ツアーに参加すれば、タラ渓谷やオストログ修道院、ドゥルミトルといった代表的な観光スポットにも手軽に訪れることができます。
ツアーは現地で予約しても良いですし、オンラインでも予約可能。知らなければ見逃しがち見所も、ガイドが詳しく説明してくれるのはツアーの利点ですね。
中世の街並みを散策するほかにも、様々な楽しみ方のあるコトル。クロアチアのドゥブロヴニクから日帰りでも来れますが、できれば宿泊してこの町の魅力を存分に味わいたいものです。
今回紹介したなかでも、城壁からの絶景は必ず行くべし。この絶景を見ずして、コトルの町を去ることはできません。
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