小分け菓子を手土産に!送別会シーズンに知ってると役立つ「映える」スイーツ6選
春は別れの季節。大切な人生の節目の場面だけに、これまでお世話になった方々にはきちんとご挨拶をしたいもの。
そこで今週の「手土産」連載は、「相手が喜ぶ!映えるひと口スイーツ」をご紹介しよう。
外国のお菓子風パッケージに一目惚れ。瀬戸内海レモン香るケーキ
『パティスリー1904 ディズヌフソンキャトル』しまなみレモンケーキ 8個入り 2,170円(税込)、4個入り 1,020円(税込)、12個入り 2,960円(税込)。
昔懐かしい印象のキャンディ包みを解いて、袋を開くと香りは一段と増す。ぽってりとレモンチョコレートがのる様がなんともかわいいフォルム。
食べてみるとレモンの存在感がかなりしっかりある。しっとりふわふわのケーキが軽い食感で、甘みと酸味のバランスが絶妙だ。
商品名にもなっている「しまなみレモン」は、シェフが国産レモンを探し求めてたどり着いた愛媛県岩城島のもの。瀬戸内海の太陽をたっぷり浴びたしまなみレモンは、香りも風味も一級品だ。
『パティスリー1904 ディズヌフソンキャトル』は「アルチザン(職人)とインダストリアル(工業生産)の融合」がコンセプト。
職人の経験や感覚と、機械の合理化された機能美とを掛け合わせた菓子作りが魅力。看板商品のガレットオランジェも手土産に人気だ。
『パティスリー1904 ディズヌフソンキャトル』『Roule by 1904』で購入可。
オンラインショップ:http://www.patisserie1904.com/shop/item.php?i=013
食べられるお花?!アクセサリーのような、美しすぎるババロア
『花のババロアhavaro』ペタル(8個入り)1,800円(税抜)。
「え!これ、食べちゃっていいの…?!」と思わず確認したくなる、リアルなお花を使ったカラフルなババロア。2.5cm角のキューブ型のババロアがまるで宝石のように美しい。
色とりどりの“エディブル(食べられる)フラワー”がレモンゼリーで包まれる。
カラフルなババロアの層は、バニラヨーグルト、フレーズ、オレンジ、ブルーベリーの4種のフレーバーだ。毎朝入荷される花を見て、パティシエが色味を組み合わせる。
わくわくしながら口に入れると、プルプルの弾力。見た目以上にしっかりしていて、ひんやり美味しい。お花の食感も感じつつ、フルーティーなババロアが優しい甘みを添えている。
『花のババロアhavaro』はエディブルフラワーの生産者らと「いつまでも愛されるスイーツを作りたい」と、2015年に創業。季節の花の四季彩とババロアを組み合わせたスイーツが誕生した。
ペタルの他に、ドーナツ型の「ブーケ」2,600円(税抜)、ドーム型の「フルール」350円(税抜)がある。店舗での販売のみとなっており、最短で2日後の予約可。小石川店は予約のみ販売。
『花のババロアhavaro』PARADIS 小石川本店、PARADIS イクスピアリ店で購入可。
ゆるかわいいオリジナル缶に即決。フランス仕込みのフィナンシェ
『バターマスター』オリジナル缶入りフィナンシェ10個セット 3,200円(税抜)。
これを受け取れば、老若男女誰もが「か、かわいい…!!」って言うに違いない。食べる前から笑顔にさせてくれるのが『バターマスター』のオリジナル缶入りフィナンシェだ。
フィナンシェ専門店の『バターマスター』は、バリスタ兼イラストレーターの生田卓也さんとパティシエの濱脇瑞季さんが共同オーナーとして2018年にオープン。かわいいパッケージとこだわりのフィナンシェで、人気を集めている。
フィナンシェはプレーン、塩、発酵バター、コニャックの4種。これでもかと言うほどわかりやすい頭文字のシールが貼られているのも微笑ましい。
しかし、見た目にばかり気を取られていたが、味も侮ることなかれ。フィナンシェは使う材料も少ないゆえに素材を厳選し、本場フランスで修行を積んだ製法でしっかり焼きこまれている。
焦がしバターの香りが立ち、フチのさっくりした食感と内側のしっとり感のコントラストが素晴らしい。
あえてお菓子を語らないパッケージ。包装紙まで最高にかわいい。
もともとオンラインショップからスタートし、「皆様が僕らのリビングに遊びに来る」と言うコンセプトで2019年にカフェをオープン。カフェではプリンなどのスイーツも提供している。
『バターマスター Living room』で購入可
オンラインショップ(https://butter-mass-ter.raku-uru.jp/)
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8種類のトロトロキャラメル!選ぶのも楽しい、スウィートなブーケ
『NOAKE TOKYO』ボンボンキャラメル ブーケ(8本入り) 2,390円(税込)。ボンボンキャラメル 単品(ブーケ包装なし) 280円(税込)。
花束も嬉しいけど、それが全部スイーツだったら?!『ノアケトーキョー』のボンボンキャラメルブーケはそんな夢を叶えてくれた一品だ。
『NOAKE TOKYO』は屋台から始まったお菓子屋さん。「懐かしくって新しい」をコンセプトに遊び心あるお菓子を展開している。
スティックの先端に球体のチョコレートが愛らしい。その中にはキャラメル状になるまで煮詰めたトロトロの果実のピューレがしたためられている。
ロリポップキャンディのようにぱくり。するとチョコレートがパリッと割れて、濃厚な果実の甘みが溶け出す。
フルーツピューレがチョコレートと混ざり合い、味の変化も楽しめる。甘いだけでなく、爽やかな酸味やアクセントのスパイシーさが美味しい。
ボンボンは全8種。苺とフランボワーズ、アプリコット、バナナとオールスパイス、パッションフルーツ、グリオットチェリーとバラ、ブルーベリーとカルピス、レモンとミルク、洋ナシと蜂蜜がある。
ひとつひとつ見た目が違うので、選んで楽しく、みんなで一緒に食べれば会話も弾む。
オンラインショップでは、スティックに+5円で「Thankyou」など定型のメッセージを入れることもできる。
『NOAKE TOKYO』浅草店、銀座店で購入可。
オンラインショップ(https://noake.jp/?pid=97073083)
歌舞伎柄のぽち袋で外国人ウケも◎バラマキたくなるハイセンスおかき
『赤坂柿山』歌舞伎柄ぽちおかき 9枚入 1,500円(税抜)、18枚入 3,000円(税抜)。
和柄のかわいいぽち袋に美味しいおかき。ちょっとした感謝の気持ちを伝える時には『赤坂柿山』のぽちおかきを配りたい。
日本古来の気持ちを伝えるツールには、選ぶ楽しみも、あげる喜びも、もらう嬉しさもある。
中に入っているのは、『赤坂柿山』の金看板となっている薄焼きのおかき。味は袋柄ごとに醤油、昆布、海苔の3種ある。
「幻のもち米」とも称される、新大正もち米のひと粒ひと粒の美味しさと食感を、そっくり生かした味わい。
このぽち袋の絵柄は「役者文様」といい、歌舞伎役者が芸にちなんだ文様を普段着として身につけ、観客は贔屓の役者と同じ柄を纏ったというストーリーも。そんな日本のカルチャーを軽く話しながら手渡すのも粋だろう。
『赤坂柿山』銀座三越店限定品
オンラインショップ(https://www.kakiyama.com/items/item35.html)
イタリアのホームメイドに学んだ、素材が主役のクッキー
『無添加焼菓子 レリーサ』アーモンドのクッキー(7枚入り)840円(税込)。
毎日ひとつひとつ、田村智子シェフの手作りの「アーモンドのクッキー」は、ウサギ型の愛らしい素材第一のクッキーだ。
袋を開けると香ばしいアーモンドの香りが漂う。お店で感じる焼きたてのいい香りだ。賞味期限が10日程度というのも頷ける。焼きたての美味しさをぜひ味わってほしい。
イタリアまたはスペインから取り寄せた皮付きのオーガニックアーモンドを使用。その都度、使う分だけを砕いてクッキー生地に混ぜ込む。
手間暇を惜しまず、素材の味を最大に生かして味わうのは、シェフがイタリア留学時代に学んだイタリアのホームメイドクッキーがルーツ。
『無添加焼菓子 レリーサ』は良質な素材にこだわる。添加物や保存料は一切不使用。オーガニックや国産など安心できる素材を厳選し、卵や牛乳は生育環境までみて選ぶ。
手から手へ。アーモンドのクッキーは1日10個程度の店頭販売のみ、予約・注文不可となっている限定商品だけに、出会えたならぜひ購入したい。
華やかなお菓子で「感謝」を形にして伝えよう・・・。
時節柄、送別会などを行うのが難しい。だからこそ、ご挨拶回りを丁寧にが鉄則だ。感謝の言葉に添えて「ひと口」菓子を渡すことで、会話も生まれ喜んだ顔を見られる。ぜひ、本記事を参考にし最高の一品を選んで欲しい。