Webページの漢字にフリガナを付けるChrome拡張機能の使い方

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Google Chromeにはさまざまな拡張機能がある。
今回紹介するのは、Webページのすべての漢字に、自動的にフリガナを付ける拡張機能だ。

フリガナのサイズや色をカスタマイズすることも可能で、漢字が読めない子ども、日本語を勉強中の外国人にもオススメだ。


●Webページの漢字の読み方が分からないときは…
Webページで使われている漢字が読めないとき、どうしているだろうか?

Google Chromeであれば、拡張機能の「IPA furigana」を利用するだけで、ページ中の漢字すべてにフリガナを自動で付けてくれる。
次はニュース記事にフリガナを表示したところだ。


Chromeの拡張機能の「IPA furigana」を使うと、Webページの漢字すべてに自動的にフリガナを表示できる。


大人の日本人なら必要はないかもしれないが、外国人、子どもなど、漢字の読み方が分からない人には便利なことは間違いないだろう。あるいは日本語を勉強中の留学生などにも有用かもしれない。

「IPA furigana」をインストールすると、ツールバーにボタンが追加される。あとは、フリガナを表示したいWebページでボタンをクリックするだけだ。


フリガナを表示する前の状態



ツールバーの「ふ」と表示されたボタンをクリックする。



フリガナが表示される。もう一度ボタンをクリックするとフリガナが消える。


ボタンを右クリックし、[オプション]を選択すると、カスタマイズもできる。
フリガナの種類として「Hiragana(ひらがな)」「Katakana(カタカナ)」「Romaji(ローマ字)」を指定したり、文字のサイズ、色を設定したりすることが可能だ。

なお、[Okurigana filter]の設定によって、フリガナの付け方が次のように変化する。

[Okurigana filter]をチェック……働(はたら)き盛(ざか)り
[Okurigana filter]のチェックを外す……働き盛り(はたらきざかり)

[Persistent mode]は、フリガナを付ける状態を新しいページでも維持したいときチェックする。チェックすると、ページをリロードしたり、リンクをクリックして新しいページを表示したりしても自動的にフリガナが付く。チェックしないと、現在のページだけにフリガナが表示される。


ボタンを右クリックして[オプション]を選択する。




フリガナの種類やサイズ、色、付け方などを設定できる。



[Furigana color]で色も指定できる。



フリガナの種類として「Romaji(ローマ字)」を指定した場合



フリガナの色とサイズを変更してみた。


なお、漢字によっては正しく正しいフリガナが表示されない場合もあるので注意したい。とはいえ、漢字が分からない人には、間違いなく便利なツールだ。
自分が利用しないとしても、子どもや外国人にWebページを見てもらうとき役立つかもしれない。興味があれば、ぜひ試してみてほしい。

IPA furigana



井上健語(フリーランスライター)