なぜ人は安い給料でも働き続けてしまうのか 「勤続20年の上司が手取り15万円だった」という声も
キャリコネニュースで紹介した「12年勤務して手取14万円『日本終わってますよね?』に共感の声」という記事について、さまざまな声が寄せられている。堀江貴文氏は「日本が終わってんじゃなくて『お前』が終わってんだよ」とツイートしていたが、これに対する声がキャリコネニュース読者から寄せられている。
中には「ホリエモンは人の苦労知らなすぎ」(20代女性、営業職)という声も寄せられたが、
「世の中には違法な会社が多くありすぎる」(40代男性、技術職)
「なぜもっと前に自分を磨き、転職しなかったのかわからない」(40代女性、技術職)
「そんな会社辞めればいいだけ」(40代男性、販売・サービス職)
という声もあがり、賛否両論となった。中には、
「それでも続けているのは好きな仕事なのか?楽な仕事なのか?年齢で自分の価値が下がり給料を下げられたのか?実際にはこれだけでは分からない」(30代男性、販売・サービス職)
といった意見もある。確かに12年もあれば転職することもできただろうが、そこには事情や理由もあったに違いない。ではなぜ、低賃金でも働き続けるのだろうか。
「見切りをつけたくても転職自体が本人のメンタルに影響を与えるなら、そのままの方がいい」
勤続年数が長いにも関わらず、手取りが安いことについて、介護職の20代男性は「業界によって千差万別だと思います」という。そう痛感せざるを得なかったのは、男性が上司に給料明細を見せてもらったときのことだ。手取り20万円程度だった。
「その上司は勤続20年ぐらいだったと思います。役職手当、資格手当や夜勤手当を引いてしまえば多分、手取り15万円ぐらいしかならなかったと思います」
営業職の40代女性は、「どんなに頑張って長く働いても、昇給がない会社もあると思う」と綴っている。また、
「見切りをつけたくても転職自体が本人のメンタルに影響を与えるなら、そのままの方がいい事もあると思う」
とも記している。
販売・サービス職の40代女性は、国の政策に問題があると指摘する。
「新卒でつまづいて正社員にならなければ、一生アルバイトで終わってしまうこの国。せっかく得た勤め先に、嫌でもしがみつかなければ次がない。情弱だから貧困ではなく、貧困だから情弱になってしまう。貧すれば鈍するとはよくいったものです」
ほかにも、「いろんな縁や仲間に支えられて私たちは生きているし、それに恵まれなかった人だっている」(20代男性、管理・事務職)といった声が寄せられた。
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