「デンキウナギに液体をかけて切り刻む」謎のお菓子が話題に ごめん何考えてるの?開発者に聞いた
デンキウナギにねばねばの液体をかけて、切り刻んで「捕食」する――
そんな「ソフトキャンディ」が実在していたこと、ご存知だったろうか。
なぜこんなことを...(画像は編集部撮影、以下同)
こちらは、「子どもにお菓子を通じて夢を与える」と題する菓子メーカーのコリスが2019年9月から全国(地域により、取り扱い店舗は異なる)販売している「電撃ハンターソフトキャンディ」である。
パッケージには、無残に切られ、ポロリと涙するデンキウナギが...。右上には、「ヌルネバデンキウナギを捕食せよ!」という不穏な文言も...。
インパクトある見た目、「かけて!切って!食す!」といったコピーがツイッターで10月上旬、話題となった。いったいなぜデンキウナギなのか。
謎は深まるばかりである...。そこでJタウンネットは、実際にデンキウナギを「捕食」し、そして開発者に話を聞いてみた。
かけて!→切って!→食してみた!
担当者が送ってくれた!そして食べてみた
パッケージをあけると個包装された、赤色の「ネバネバコーラ味みずあめ」とデンキウナギに模した「ビリビリコーラ味ソフトキャンディ」、切るためのナイフと、串刺しにするためのつまようじが封入されている。
ひとまず、赤色のみずあめをデンキウナギの胴体(?)にかけ...。そして切る。血がでているような、そんな雰囲気である。
つまようじで串刺しにして、「捕食」。口のなかでゴロゴロ転がしてみると、味は至って普通のコーラ風味で、好きな味だ。のどごしは...少し香辛料が効いて、ピリリとする。
Jタウンネット編集部のN記者も、ぶつ切りにされた姿に「斬新で見たことがない」と驚いていた。S編集長は、
「ビビるくらい食いたくない」
と身体が拒絶反応。しかし口に頬張ると、味は駄菓子だと一安心していた。
商品開発部に聞いた!
赤色の液体は、血に見える。そもそもなぜデンキウナギなのだろうか...。
コリス商品開発部の担当者は、
「電気ウナギはアマゾンの頂点捕食者です。最強の動物を捕えるスリル感とわくわく感を感じて欲しいと考えました」
と話す。商品パッケージには、「かけて!切って!食す!」や「ギャ〜!」というデンキウナギの断末魔などのコピーがある。もしや開発部の誰かが恨み(?)でももっているというのか。
「電気ウナギに対する恨みや悪意は決してございません。アマゾンを駆けまわるハンターを想定しましたので荒々しくワイルドな表現になっております。珍獣を狩るハンターになった気分でお楽しみください」
悪意はないようだ。ところで、あの水あめの液体。赤色でドロッとしている。電気ウナギを撃退するためソースなのか。または血なのだろうか。
「水あめは電気ウナギのネバネバヌルヌルさを表現しております。より電気ウナギを模したキャンディを引き立てるため鮮やかな色調の水あめを採用しました。ウナギ本来の独特なヌルヌルさもナイフで切る際、感じて頂きたく粘りが強い水あめにしています」
ウナギ本来のぬるぬる感を出しているそうだ。
ちなみにこちらの商品、知育菓子ではなく、手作り菓子というカテゴリーだそうだ。
「知育菓子ではなく弊社では手作り菓子というカテゴリーと考えています。手作り菓子は作っていく工程で見た目や味の変化を楽しんで頂く菓子です」
ネット上にあがる反響について、
「たくさんの反響をいただき、感謝しております。良い評価もまたその他いろいろな評価もあり、今後の開発に役立てさせていただきます」
と感想を述べた。