川崎MF中村憲剛【写真:高橋学】

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後半38分から出場の中村、わずか4分後にL・ダミアンの決勝ゴールを演出

 川崎フロンターレは19日、明治安田生命 Jリーグワールドチャレンジ2019でプレミアリーグ強豪チェルシーと対戦し、1-0で勝利を収めた。

 0-0で迎えた終了間際の後半42分、途中出場のベテランMF中村憲剛が絶妙なループパスを送り、ブラジル人FWレアンドロ・ダミアンの決勝点を演出。日本代表MF香川真司(ドルトムント)も「さすが」と絶賛している。

 シーズン半ばでトップコンディションに近い川崎と、フランク・ランパード新監督の下で始動して1週間のチェルシーが激突した一戦は、序盤から一進一退の展開。前半25分にMF齋藤学がピッチ中央からチェルシー守備陣を置き去りにするドリブル突破でスタジアムを沸かせれば、同34分にはチェルシーFWケネディが約30メートルの距離から強烈なドライブシュートでゴールを脅かして応戦する。

 川崎は後半にL・ダミアンら5人を送り込み、決定機を作り出すもゴールは奪えず。0-0のまま迎えた後半38分に戦況を変えるべくベテランMF中村が投入されると、流れは一気に川崎へ傾いた。後半42分、CKの流れから相手エリア内でボールを拾った中村が左足で絶妙なループパスを供給。ファーサイドに走りこんだL・ダミアンがヘディングシュートを叩き込み、これが決勝ゴールとなった。

 Jリーグ公式ツイッターでゴール映像が公開されたなか、すぐさま香川が反応。自身の公式ツイッターで「@kengo19801031(中村のツイッター)さすが」と絶賛。38歳ながら、いまだ輝きを放つ中村に手放しの賛辞を送っている。

 6万1012人のファンで埋め尽くされた日産スタジアムも騒然となった決勝ゴールだが、それを導いたベテランMFの絶妙パスは日本代表の10番をも唸らせた。(Football ZONE web編集部)