「量子もつれ」の様子を初めて捉えた画像、グラスゴー大学研究チームが公開
量子もつれは量子力学の柱となる部分で、2つの粒子がもつれの状態にある場合、それらがたとえ非常に遠く(極端に言えば何光年も)離れていたとしても、一方に何らかの変化が生じれば、同時にもう一方にも変化が生じるとされます。もしも局所的に何か別の粒子が2つの粒子間に媒介しているのであれば、その粒子は光の速度を超えていることになり、アインシュタインの特殊相対性理論に反しているように思えます。その様子を、アインシュタインは「不気味だ」と述べたといわれています。
しかし、物理学者ジョン・ベルはこの2つの粒子はなにかが媒介するのでなく、分け隔てられないひとつの系を成していると捉え、系の中でなにかが起これば、その系全体に瞬時に、非局所的に影響を及ぼすと考えました。
この量子もつれの概念は、量子コンピューティングや暗号化などの実用的なアプリケーションで使用されています。ただ、これまでその現象をイメージとして捉えられたことはありませんでした。
研究チームの学者らは、おそらくこの画像が量子コンピューティングの分野を発展させるのに役立つ可能性があると考えています。
