脈ありっぽいのに、誘ってこないのはなぜ? 男の本音は…【ひとみしょうの男子学入門】

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数々のWEBメディアで恋愛コラムを執筆し、恋に悩める女性たちを救済してきた恋愛マイスター・ひとみしょう。長年の経験から培った独自の恋愛論で男心を解説します! 出会い、交際、別れ、結婚…などにまつわる“男の本音”をこっそり教えましょう。

■恋愛マイスター・ひとみしょうの男子学入門39


男女ともに脈がありそうと思っている(と、ありありと感じられる)にもかかわらず、彼がわたしのことを口説いてこない……なぜだろう? とあなたが思う時、じつは彼があなたのことを口説くのをあきらめている、というケースがあります。
彼も「脈あり」と思っている、つまり「この女性なら、俺が頑張れば口説き落とせる」と、一度は確信したにもかかわらず、彼はあなたを口説くのをあきらめたのです。

■彼女の態度が冷たいと感じたから


男女がお互いに相手のことを意識しだすと、お互いに軽く緊張しちゃうものだから、彼に対する態度が、いつものそれとはちがって、少しよそよそしくなる女性っていますよね。自意識過剰みたいに、急に彼と目を合わせなくなるとか、へんに彼のことを意識してしまっていつもの笑顔が出てこなくなるとか。

そういう女性の態度を見て、「ああ、この人は俺のことが好きではないんだろうな。彼女に対する好意が俺の態度に出すぎていたから、彼女は俺にドン引きしてしまったのだろう」と思う男っているんですよね。

少し時間を置いて、彼とふたりきりで飲みに行くなり、お茶するなりして、よく話をするといいです。「よくよく話を聞いてみると」相思相愛だった、という結論になるのが常だから。この「よくよく話をする」のができない、というか、話をするのを恐れ避けていると、どうしても恋って前に進まないですもんね。

■どうしていいかわからないから


人を好きになったのち、どうやって恋人関係にもっていけばいいのか、その方法を知らない男って、意外と多いです。

知らない、というより、自分の妄想が先走ってしまって、じつは知っている方法を使えない(使わない)男というか。あるいは、彼女のことが好きだから付き合いたいと思っているにもかかわらず「いや、俺と彼女は純愛でいい。俺が彼女のことを一方的に思うだけで満足!」と、自分で自分に言い訳しちゃう男も、実際にいるんです!

女性からすれば「ホントにそんな男っているの?」と不思議に思うかもしれないけれど、ホントにいるんですよねえ。

■彼女に嫌われたくないから


本当に脈ありだという100%の確信がないまま、彼女のことを口説いたら、「わたしはそんなつもりはなかったのに」とか「せっかくいいお友達になれると思ったのに、あなたがわたしのことをそういう風に思っているのなら、友達にすらなれないよね」などと言われるかもしれない。それはなんとしても避けたい。だから「なにもしないに越したことはない」――こう思って、いったん彼女のことを口説くのをあきらめる男もいます。

■「100%の確信」がないと動かない男…


お互いに脈ありっぽいと思えば、本当はふたりで飲みに行って、お酒の力を借りつつ、うまくやっていくといいんです。頭で「どうして彼はわたしのことを口説いてこないのだろう」と思い悩んでも、なにも始まらないのだから、彼と一緒に遊ぶことです。飲みに行くとか、カラオケに行くとか、どこかの美術館に行くとか、ふたりで楽しく遊んでいれば、お互いの気持ちがクリアにわかってくるしね。

というようなことを、本当は男に言って聞かせないといけないのかもしれません。がしかし、「100%の確信」がないとなにもしない、動こうともしない男で、今の世の中は満ちています。

男って、仕事をしていてもそうだけど、100%の確信がないと動かないでしょう? 五分五分だけど成功するほうに賭けてみようという男って、ホント少ないですよね。さらに具合の悪いことに、そういう自覚に乏しいのもまた、今の男の特徴です。

みずから女性のことを口説く気概のある男性を探すか、さもなくば女性から男に声を掛けるか――この二択しかないのが、今の恋愛市場の、女性にとってしんどい実情なのかもしれないですね。

※毎週木曜日更新