都内で開かれたイベントに柴崎(左)や原口(右)ら代表メンバーとともに参加した香川(中央)。 (C) SOCCER DIGEST

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 5月30日、都内某所で行なわれたイベントに出席した香川真司(ベジクタシュ)が、囲み取材に応じた。

 この日、香川は、株式会社『UDN SPORTS』がファンや社会への貢献活動や様々な事業を展開すべく設立した「UDN Foundation」に際する記者会見に柴崎岳、原口元気、酒井高徳、冨安健洋、そしてバトミントンプレーヤーの桃田賢斗とともに出席。その後に開かれた子どもたちとのサッカー教室では、「心からサッカーを楽しめた」と溌溂とした姿を見せた。

 イベント後に開かれた囲み取材の場で、香川は、来週に迫った代表戦へ向けた意気込みを口にしている。

「しっかりとコンディションを合わせて、この2試合で次につながるようなプレーがしたい。個人的にもこれから競争が始まりますし、チームの成長の力になれるようになりたいと思ってます」

 3月の代表シリーズに続く森保ジャパン入りを果たした香川は、さらにA代表に初招集されたFC東京の久保建英への印象を次のように明かした。
 
「あの年齢で、FC東京というJリーグで首位のチームで、しっかりと結果を残して代表に呼ばれたというのは、それだけのクオリティーがあるということだと思います。本当に一緒にプレーするのが楽しみな選手ですね。世界で色々な若い選手とやっているので、そういう意味では僕は自信をもってプレーしたいと思ってます」

 さらに「年齢は関係ないですし、それは彼も分かっていると思う」と攻撃的ポジションを争うライバルを少し牽制した香川は、自身と同じように10代でA代表に呼ばれた13歳年下の久保へアドバイスを送っている。

「今日も実は撮影の関係で会ったんですけど、彼は本当に冷静で、凄く自信を持って、楽しんでいると感じた。自分は、若いうちは、経験がない分、そういう思いを持ってやり続けることが大事だと思っているので、今はどんどんと自分のプレーをしてほしいですね。世界的に見たら10代で活躍している選手はたくさんいるので、ここで自信を高めて、さらに上のステージへ行けると思う」

 果たして、香川と久保はいかなるプレーを見せてくれるのか。5日にトリニダード・トバゴ(豊田)、9日にエルサルバドル(宮城)と対戦する森保ジャパンのパフォーマンスを含めて、興味は尽きない。

取材・文●羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb編集部)