国民年金公団は趙会長の取締役留任に反対すると表明している(コラージュ)=(聯合ニュース)

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◇大韓航空が株主総会 趙亮鎬会長の取締役留任可否を決定

 韓進グループの中核企業、大韓航空は27日午前に定時株主総会を開き、趙亮鎬(チョ・ヤンホ)グループ会長の取締役留任案を取り上げる。大株主の国民年金公団は留任に反対し、議決権を行使すると表明していることから、外国人株主と機関投資家、個人株主の票の行方が趙氏の留任可否を決定する見通しだ。創業家の趙氏一家は横領や背任、パワハラ、密輸疑惑などで社会的な物議を醸した。

◇北朝鮮の党副委員長がラオスへ 経由地・北京で米と接触?

 北朝鮮の朝鮮労働党で外交を担当する李洙ヨン(リ・スヨン)副委員長ら党代表団が26日午前に高麗航空機で平壌を出発し、中国・北京入りした。現地の北朝鮮大使館に滞在した後、27日早朝にラオスへ出発した。北京には米国務省のビーガン北朝鮮担当特別代表も滞在している。米朝が接触した可能性もあるが、確認はされていない。

◇サッカー韓国代表 強敵コロンビアに2―1

 サッカーの韓国代表(世界ランキング38位)は26日にソウルワールドカップ競技場でコロンビア代表と国際親善試合を行い、2―1で勝利した。同ランキング12位と格上のコロンビアを相手に、キャプテンの孫興民(ソン・フンミン、英トットナム)、李在城(イ・ジェソン、独ホルシュタイン・キール)がゴールを決めた。韓国は22日のボリビア戦も1―0で勝っており、3月の国際Aマッチ(フル代表チーム同士の試合)を2連勝で飾った。

◇日本からの水産物輸入規制 担当閣僚候補「国民の安全を最優先」 

 海洋水産部の新長官候補に指名された文成赫(ムン・ソンヒョク)氏が26日、国会の人事聴聞会に出席した。2011年3月の東京電力福島第1原発事故を受け韓国政府が福島県などからの水産物の輸入を禁止している問題で、世界貿易機関(WTO)が来月、裁判の最終審に当たる上級委員会としての判断を示すことに関し、文氏は「敗訴したとしても最長15カ月間の履行期間がある。この期間を最大限活用し、国民の安全と健康を最優先に、対策を講じる」と答えた。日本政府は韓国の禁輸を不当としてWTOに提訴し、一審に当たる紛争処理小委員会(パネル)は日本の訴えを認めている。文氏の言う履行期間とは、WTO加盟国が紛争当事国と取り決めることができる、判定結果の履行に必要な合理的な期間を指す。