【ファンキー通信】えびボクサー、いかレスラーの次はコアラ課長!?

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 「部長って熊に似てるよね」「そうかしら、どっちかっていうとカバじゃない。ちょっと鈍いところもあるし」なんて会話を耳にしたこと、きっとあるだろう。漬物会社に勤務する敏腕課長の田村も、そんな陰口をついたたかれてしまう人物のひとり。なぜならコアラに似ているからだ。激似なのだからしょうがない。いや違う、明らかにコアラなのだ・・・。

 意味不明の書き出しで、すみません。別に寝ぼけたわけではないので、ご安心を。実は、来る1月14日からシネセゾン渋谷にて、『コアラ課長』という映画が公開されるのです。

 企画は叶井俊太郎氏。この名前を見て、ピンときた人はかなりの映画通です。そう、2003年『えびボクサー』、2004年には『いかレスラー』という常識破りの奇作を公開した風雲児が、またまた『コアラ課長』という衝撃作をひっさげて帰ってきたのです。
 
 監督の河崎実氏によると、『いかレスラー』がスマッシュ・ヒットを記録し、このバカ動物映画シリーズはイケる、と製作各社は思ったそうです。しかし、『いかレスラー』は所詮「いか」。映画がデートの要素としてあるなら、海産物である「いか」はあまりにマニアックすぎたとか。そこで、いかより可愛い、女子が本質的に好む哺乳類『コアラ』を主役にして観客のウケを狙う。しかもそのコアラが管理職という意外さ。それを更に定番人気のホラー映画にすれば、大幅な動員が見込めるだろうと考えたそうです。

 さらに、コアラと言えばお菓子の「ロッテコアラのマーチ」。そしてロッテといえば韓国。じゃあ、ヨン様に出演交渉だ! ということで、実際にオファーを出してしまったとか。なんと怖いモノ知らずな。(結局、ギャラが折り合わず、断念)

 そんな嘘のような成り行きで制作されたのが、映画『コアラ課長』というわけです。B級映画のニオイがぷんぷんしてきますが、出演者は野村宏伸、黒田アーサー、西城秀樹などなど、意外と豪華。

 果たしてどんな内容なのか? 気になる人は劇場にて確認してみましょう!(梅中伸介/verb)

『コアラ課長』
http://www.koala-kacho.com/