国内最大級の屋内ドッグランなどを揃えた複合施設「WANCOTT(ワンコット)」(横浜市)で2018年11月9日から11日まで、VR(仮想現実)の最新技術を使って、愛犬の見ている世界を飼い主が体験できるイベントが開催された。


愛犬の見ている世界をVR体験!

「犬の気持ちが何となくわかった気がする」

このイベントには3日間で計167組の飼い主&愛犬が参加。注目のVRコンテンツはKDDI(東京・千代田区)が提供したもので、「ドーム型VRスペース」という展示の中に入って愛犬の目線を体験する内容だ。


これが「ドーム型VRスペース」

ドーム内の360度スクリーンには、犬の目線で横浜の街を歩く映像が。中華街や山下公園などの観光地を、愛犬とのお散歩感覚で巡っていく。地元の人にとっては見慣れた光景でも、目線が少し変われば雰囲気も大きく変わるだろう。


360度スクリーンにはこんな光景が

もちろん、飼い主だけでなく愛犬も一緒にドームに入ることが可能だ。参加した飼い主からは、

「犬目線のアトラクションはなかなかない。犬の気持ちが何となくわかった気がする」

といった満足気な声や、

「今後も犬と一緒に何かできるものが増えて欲しい。もっと犬目線で色々なシチュエーションの映像を見てみたいと思った」

などの感想が出たという。


愛犬と飼い主の行列が

一方、飼い主と一緒にドームに入った犬たちは、スクリーンに広がる光景をどこか不思議そうに眺めていたそう。彼らも、最新技術を使ったこのVRイベントを楽しんでいたのだろうか。


会場にはフォトスポットも用意された