【前園真聖コラム】第217回「森保監督が今回の2試合で取り組まなければいけないこと」
16日のベネズエラ戦、20日のキルギス戦に向けた日本代表で、森保一監督はほぼ10月のときと同じメンバーを招集しました。今のところ、監督の考えとしてはこれまでに招集した選手たちがベースなのだと思います。
もっと多くの、まだ呼ばれていない選手を招集するべきではないかという意見もあると思います。ですが、これまでにの選手だけで4年後のワールドカップに臨むわけではありません。
そう考えると、森保監督が現状での人選をハッキリしたとしても、僕は問題がないと思います。日本代表は誰でも呼ばれる可能性がありますが、誰でも呼ばれるわけではないという厳しい場なのです。
たぶん来年1月から2月に開催されるアジアカップが終わった後で、監督はいろいろ選手を入れ替えるでしょう。そこで代表への門戸が開いているということを示せば、僕はそれで十分だと思います。
ではこの11月の2試合で森保監督は何をしなければいけないか。僕は、同じポジションを争う選手の間で経験値の差が大きいところ、たとえば両サイドバックなどの強化に努めなければいけないと思います。
またボランチも長谷部誠が抜けた穴はまだ埋まっていません。だからこそ、柴崎岳はなかなか試合に出られず本調子ではないにしろ、呼ばざるを得ないのでしょう。また、大迫勇也と他の選手の経験の差も考慮する必要があります。
ですが、経験を積ませる場だと言っても結果は伴わなければいけないのです。結果を出しつつ、国際試合に慣れなければ、代表に残っていけません。ただ、そんな難しい状況を、今の選手たちは乗り越えてくれる気がします。今回も日本代表の戦いぶりが楽しみです。
もっと多くの、まだ呼ばれていない選手を招集するべきではないかという意見もあると思います。ですが、これまでにの選手だけで4年後のワールドカップに臨むわけではありません。
たぶん来年1月から2月に開催されるアジアカップが終わった後で、監督はいろいろ選手を入れ替えるでしょう。そこで代表への門戸が開いているということを示せば、僕はそれで十分だと思います。
ではこの11月の2試合で森保監督は何をしなければいけないか。僕は、同じポジションを争う選手の間で経験値の差が大きいところ、たとえば両サイドバックなどの強化に努めなければいけないと思います。
またボランチも長谷部誠が抜けた穴はまだ埋まっていません。だからこそ、柴崎岳はなかなか試合に出られず本調子ではないにしろ、呼ばざるを得ないのでしょう。また、大迫勇也と他の選手の経験の差も考慮する必要があります。
ですが、経験を積ませる場だと言っても結果は伴わなければいけないのです。結果を出しつつ、国際試合に慣れなければ、代表に残っていけません。ただ、そんな難しい状況を、今の選手たちは乗り越えてくれる気がします。今回も日本代表の戦いぶりが楽しみです。
関連情報(BiZ PAGE+)
1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。