【前園真聖コラム】第209回「あえて森保ジャパンの今後の課題を考える」
11日、森保一監督率いる日本代表はコスタリカに3-0と完勝しました。初陣としては非常に素晴らしいゲームでしたし、新しく招集された選手たちが意欲十分で、今後チームに生き残っていくという野心を剥き出しにしていたと思います。ここ数年の日本代表ではなかなか見られなかった光景でした。
まだ森保ジャパンは1試合しかしていませんし、今後さまざまな調整も加わっていくことだと思います。今年のワールドカップのメンバーだった乾貴士、吉田麻也、柴崎岳、酒井宏樹などが合流してきたときに、どんなチームになるかというのもあるでしょう。
そのため未知数が多いというのは間違いないのですが、それでもあえて今、日本代表が今後進化していく方法を考えると、見逃せないのはDFとGKの成長だと思います。
これまで日本代表の守備陣は吉田が引っ張ってきました。4年後も十分に活躍できるでしょうし、吉田の経験値が日本の守備を支えてきたのは間違いありません。
ですが、その吉田を超える選手が出てこないといけないのです。コスタリカ戦で活躍したGKとDFは、槙野智章が一時ドイツでプレーしていた以外は海外リーグでの経験がありません。攻撃陣は海外で活躍している選手が多かったことを考えると、今回は出番がなかった植田直通以外の守備陣にもぜひ海外挑戦してほしいと思います。
海外のDFは、高さ、速さ、強さがあって当たり前。そんな選手がザラにいる中で、判断力を磨き、ポジションを勝ち取るというのはとても難しいことです。ですがあえてチャレンジし、日本を代表するDF、GKになっていってほしいと思います。そんな選手が多くなっていくことが、日本代表が一歩前に進むのに、大切なことでしょう。
まだ森保ジャパンは1試合しかしていませんし、今後さまざまな調整も加わっていくことだと思います。今年のワールドカップのメンバーだった乾貴士、吉田麻也、柴崎岳、酒井宏樹などが合流してきたときに、どんなチームになるかというのもあるでしょう。
これまで日本代表の守備陣は吉田が引っ張ってきました。4年後も十分に活躍できるでしょうし、吉田の経験値が日本の守備を支えてきたのは間違いありません。
ですが、その吉田を超える選手が出てこないといけないのです。コスタリカ戦で活躍したGKとDFは、槙野智章が一時ドイツでプレーしていた以外は海外リーグでの経験がありません。攻撃陣は海外で活躍している選手が多かったことを考えると、今回は出番がなかった植田直通以外の守備陣にもぜひ海外挑戦してほしいと思います。
海外のDFは、高さ、速さ、強さがあって当たり前。そんな選手がザラにいる中で、判断力を磨き、ポジションを勝ち取るというのはとても難しいことです。ですがあえてチャレンジし、日本を代表するDF、GKになっていってほしいと思います。そんな選手が多くなっていくことが、日本代表が一歩前に進むのに、大切なことでしょう。
関連情報(BiZ PAGE+)
1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。