週明けのメルボルン入りが濃厚な本田。2週間後のカップ戦出場に向けて調整を続けていく。(C)Getty Images

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 本田圭佑の入団が決まったオーストラリア・Aリーグ王者、メルボルン・ビクトリー。8月7日に行なわれたFFAカップ1回戦ではパース・グローリーを1-0で退け、ラウンド・オブ16進出を確定させた。次の対戦相手は抽選の結果、現在NSWリーグ(実質2部のセミプロリーグ)に属するAPIAライカールト・タイガースとなった。
 
 同ゲームは8月21〜29日の期間に開催される。来週明けにメルボルン入りする予定の本田にとっては、豪州デビュー戦となる公算が高い。そこで現地メディアの『Fox Sports Australia』や『ESPN』などが伝えているのが、2回戦で実現する日本人対決の可能性だ。

 
 2部で首位を快走するAPIAでエースストライカーとして君臨し、ゴールを量産しているのが25歳の関谷拓(せきや・たすく)。湘南ベルマーレユースから青山学院大に進学し、2016年から同クラブでプレーしている。裏への鋭い飛び出しが十八番の韋駄天で、FFAカップ1回戦でも決勝点を挙げた。州単位で稼働しているNSWリ-グには関谷をはじめ、多数の日本選手が在籍しており、今回の本田のトップリーグ参戦は大きな刺激になっていることだろう。
 
 FFAカップは今後随時行なわれ、10月31日に決勝戦を迎える。Aリーグの2018-19シーズンは10月20日の開幕だ。