エンゼルスの大谷翔平【写真:Getty Images】

写真拡大

中前打で一気に二塁へ、米ファン反響「オオタニは速い。普通のシングルを二塁打にした」

 米大リーグのエンゼルス大谷翔平投手が24日(日本時間25日)、敵地ブルージェイズ戦に「5番・DH」で3戦連続スタメン出場。二塁打2本を放ち、3打数2安打2四球で4出塁の活躍。8-1の快勝に貢献した。なかでもインパクトを残したのは、第5打席の“センター前二塁打”だ。投手を強襲し、二遊間を割った中前打で快足を飛ばし、一気に二塁に到達。「MLB Replay」が動画付きで公開し、米ファンは「やれやれ、オオタニがハッスルダブルだ」などと驚いている。

 投げるだけじゃなく、走っても速い。大谷が足で魅せた。

 7-1とリードし、9回2死走者なしで迎えた第5打席だ。右腕・マグワイヤの初球を捉えた。投手を強襲した打球は、追いかけた二遊間を抜け、そのままセンターやや右寄りにゴロで転がった。失速していく打球に対し、やや左寄りに守っていた中堅手がチャージして処理する。そして、中堅手が顔を上げた次の瞬間だった。

 大谷はセンター前の打球にも関わらず、一塁を蹴って二塁に向かったのだ。中堅手は慌ててセカンドに入った遊撃手に送球したが、背番号17は大きなストライドから猛スピードで足から滑り込んだ。二塁塁審の判定はアウト。しかし、タッチよりも早いように見えた。すかさずソーシア監督がチャレンジを申告すると、セーフに覆ったのだ。

「結構な足を持ってるな。できない事あるんだろうか? 彼はアニマルだよ」

 単なるシングルヒットのはずが、“センター前二塁打”となった。圧巻の瞬間を「MLB Replay」は公式ツイッターに動画付きで公開。打球を追った二遊間の2人が外野まで行き、二塁ベースががら空きとなった隙を突いている。持ち前の俊足のみならず、冷静に状況判断し、積極的に次の塁を狙うという意識が際立っている。

「オオタニは今日、大胆な走塁をするね」
「やれやれ、ショウヘイ・オオタニがハッスルダブルだ」
「オオタニは速い。普通のシングルを二塁打にした」
「見ていてかなり面白いな」
「結構な足を持ってるな。できないことはあるんだろうか? 彼はアニマルだよ」
「とっても、とっても速い…彼のプレーで最も過小評価されている部分かもしれない」
「オオタニが速すぎるのか、フェイスブックのストリームがひどいのか…」

 米ファンはツイッター上で驚きの声を上げていた。この日は自身メジャー初の“マルチ二塁打”を放つなど、3打数2安打2四球で4出塁。前日の9回同点打に続き、初上陸のカナダで鮮烈な印象を残している。(THE ANSWER編集部)