決勝点のホームを踏みチームメイトに迎えられるエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

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安打、二塁打、三塁打、本塁打、盗塁はメジャー現役投手で4人目

 エンゼルス大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地ブルージェイズ戦に2試合連続で「5番・DH」でスタメン出場。2点を追う9回1死満塁から同点に追いつく2点タイムリーを放った。続くシモンズの打席でメジャー初盗塁を記録した二刀流ルーキーは新たな記録を達成したと米メディアが報じている。

 前日も快音なし。この日も3打数無安打で迎えた2点を追う9回一死満塁の場面で、大谷のバットが目を覚ました。7番手右腕クリッパードの1ボールからの2球目にバットを折りながらも中前に運ぶ。起死回生の2点タイムリーでエンゼルスは同点に追い付いた。

 続くシモンズの打席で相手バッテリーの警戒がないと見ると、快足を飛ばしメジャー盗塁に成功した。そして、シモンズのヒットで5点目のホームを踏み結果的に、大谷の得点が決勝点。チームは9回に1点を失ったが5-4で勝利した。

 大谷のメジャー初盗塁を動画で紹介したのは地元テレビ局「FOXスポーツ・ウェスト」公式ツイッターだった。

 動画と共に「ショウヘイ・オオタニはシングル、二塁打、三塁打、本塁打、盗塁をキャリアで成功させた4人目の現役投手となった。ショータイムの“キャリア”はわずか26試合」とツイートし、メジャー現役投手4人目の快挙だったことを紹介。

 これには地元ファンも「エンゼルスでオオタニのプレーをみることは最高。信じられないぐらいすごいことだ」と返信し歓喜の声を挙げていた。

 メジャー移籍後、次々に逸話を残している大谷だが、逆転勝利に貢献した初盗塁もメジャーの歴史に残るものとなった。(Full-Count編集部)