ヒジ打ちで一発退場となった長谷部誠

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 日本代表のキャプテンを務め、チームの精神的な柱になっているフランクフルトMF長谷部誠(34)の心が乱れた。

 21日、フランクフルトはホームでヘルタ・ベルリンと対戦。スコアレスで迎えた後半12分、長谷部と対峙したFWデイビー・ゼルケがPA内で倒れて、主審がPKを指示。長谷部らが抗議し、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入するも判定は変わらなかった。

 このPKをゼルケに決められたフランクフルトは、後半32分にも失点。この際にもビデオ判定となったが、オフサイドは認められない。厳しい判定の連続でイライラを募らせた長谷部は34分、後方からボールを奪いに来たゼルケにヒジ打ちを見舞って一発退場。その後、フランクフルトはさらに失点を重ね、0-3で完封負けを喫した。

 長谷部の“らしくない”プレーに、フランクフルトの地元紙『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』も驚きを隠せず、「長谷部のシーズンは少し早めに終わりを告げるだろう」と残りの試合が出場停止になる可能性があると報じた。

 フランクフルトはブンデスリーガ残り3試合と、5月19日にバイエルンとのDFBポカール(ドイツ国内杯)決勝を控えているが、出場停止処分がカップ戦にも適用される可能性がある。


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