遠藤保仁が自陣エリア前でまさかのミス… 痛恨被弾にファン悲嘆「見た今の?」
最下位のG大阪、17位の長崎に0-3完敗 名手が珍しい形でボールを奪われて失点
最下位に沈むJ1ガンバ大阪は14日、J1リーグ第8節で17位V・ファーレン長崎と対戦し、敵地で0-3と完敗した。
かつての三冠王者であるG大阪は最下位から脱出できず、昇格組の長崎に苦杯をなめる形となったが、3失点目は元日本代表MF遠藤保仁が自陣でボールを奪われる形で失点し、ファンからも嘆きの声が上がった。
前節、初勝利を手にしたチーム同士の一戦で、アウェーのG大阪は後手を踏んだ。前半18分、MF澤田崇のラストパスからFW中村慶太に流し込まれて先制点を奪われると、後半3分にはこぼれ球をMF翁長聖に押し込まれて2失点目を喫する。さらに痛恨だったのが、後半18分の3失点目だ。
長崎のMF黒木聖仁がミドルシュートを放つも、これはGK東口順昭がキャッチ。その後、前方に素早くスローイングし、自陣ペナルティーエリア手前で遠藤がボールを受け取る。相手が寄せるなか、ボールをコントロールしてプレスを回避しようと試みた遠藤だが、澤田のプレッシャーを受けてボールを奪われると、こぼれ球をMF中原彰吾がダイレクトで蹴り込み、東口の手をかすめてゴールに吸い込まれた。
日本代表最多の152試合出場を誇る38歳のベテラン遠藤が珍しい形でボールを奪われて痛恨の3失点目を食らい、チームもそのまま0-3と敗戦。G大阪公式ツイッターでも失点の速報を伝えると、「見た今の?」「ボールを奪われて無人のゴールへシュート」とファンから悲嘆の声が上がった。
リーグ8試合を終えて早くも6敗目を喫したG大阪。8得点はワースト5位タイ、15失点はワーストと攻守の歯車が噛み合わずに苦戦を強いられている。名手のらしからぬミスもあいまって、敗戦のダメージはスコア以上に大きいものとなってしまったようだ。(Football ZONE web編集部)