本拠地初先発で圧巻の投球を披露したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

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7回1安打無失点12Kで2勝目

 エンゼルス大谷翔平が8日(日本時間9日)、アスレチックス戦で本拠地初先発登板に臨み、7回1安打1四球12奪三振の好投でチームを6-1の勝利に導いた。二刀流右腕の2勝目は記録ずくめとなった。

 この日は先頭から19者連続斬りという圧巻の投球。7回1死でセミエンにこの日の初安打を浴びたが、最後まで点を許さなかった。野手としても4試合で3試合連続本塁打、7打点、打率.389を記録。そして投手としても開幕から無傷の2勝目で、防御率2.08となった。

 球団発表によると、新人投手としてデビュー最初の2登板で計18奪三振はティム・フォーティグノと並びエンゼルス史上最多タイ。新人投手としてデビュー最初の2登板で7回1安打12奪三振はフアン・マリシャル、スティーブ・ウッドワードに続き大リーグ3人目。また新人投手としてデビュー最初の2試合のうち1試合で12奪三振はア・リーグで3人目(1992年フォーティグノ、1915年エルマー・マイヤーズ)となった。

 さらに開幕10試合で2勝以上、3本塁打以上は1919年のジム・ショー以来、99年ぶりの偉業。1シーズンで3試合連続本塁打、2桁奪三振は1916年のベーブ・ルース、1973年のケン・ブレットに続き3人目となっている。

 この日、完売となったエンゼルスタジアムも大谷の活躍に熱狂。試合後には「オオタニ・コール」も鳴り響いた。4万4742人の観客が詰めかけており、本拠地開幕戦を上回った。また1998年の球場改修以降のデイゲームでは最多となっている。(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)