浦和レッズの大槻暫定監督【写真:Football ZONE web】

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監督交代からわずか2日、初陣は槙野や興梠ら中心メンバーは登録外

 今季J1で最も早く監督交代に打って出た浦和レッズが、新体制初戦でスタメン全員入れ替えの“荒療治”に出た。

 浦和は2日に堀孝史監督との契約を解除し、大槻毅育成ダイレクターを暫定監督に昇格。それからわずか2日で迎えた4日のルヴァンカップ・グループステージ第3節、サンフレッチェ広島戦は、堀監督のラストゲームとなった1日のリーグ第5節ジュビロ磐田戦(1-2)からスタメン総入れ替えとなった。

 GKには浦和での公式戦デビューとなる福島春樹が入り、最終ラインはプレシーズンの負傷から復帰のDF森脇良太、ユース昇格からデビュー戦となるDF橋岡大樹、DF岩波拓也、DF菊池大介が並ぶ。

 中盤の登録は4人で、MFマルティノス、MF山田直輝に加え、今季明治大から加入したMF柴戸海が公式戦デビューし、大会2得点のルーキーMF荻原拓也が入った。そして、前線には3月末の加入後初スタメンとなるオーストラリア代表FWアンドリュー・ナバウトと、FW李忠成が入っている。

 ベンチメンバーに主将のMF柏木陽介こそ入ったものの、GK西川周作、日本代表DF遠藤航、同DF槙野智章、FW興梠慎三といったメンバーは登録外となっている。

 試合前日会見で大槻監督はメンバーについて「僕たちにアドバンテージがあるとしたら、監督が代わったそこしかない」として「ナイショで」と話していた。その答えは、メンバーの大幅な変更によるフレッシュさの注入となった。今季リーグ戦で首位、今大会も2連勝と絶好調の広島を相手に、浦和は浮上のきっかけを掴めるだろうか。(Football ZONE web編集部)