スター揃いだった当時のセリエA photo/Getty Images

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1990年代、セリエAは紛れもなく世界最高のリーグだった。各国からスーパースターが集まり、現在でいうチャンピオンズリーグでもミランとユヴェントスを中心に毎シーズンのようにファイナルへチームを送り込んでいた。では、その90年代にセリエAでプレイしていた選手の中で最も優れていたのは誰なのか。今回英『Daily Mail』はTOP20のランキングを紹介しており、錚々たる顔ぶれが並んでいる。

20位:ルイ・コスタ

19位:ジャンルカ・ヴィアッリ

18位:チーロ・フェラーラ

17位:ジュゼッペ・ペルゴミ

16位:ジャンフランコ・ゾラ

15位:ズボニミール・ボバン

14位:ファン・セバスティアン・ヴェロン

13位:エルナン・クレスポ

12位:ファビオ・カンナバーロ

11位:アレッサンドロ・ネスタ

まず20位から11位はこうなった。ミランで活躍したボバンやルイ・コスタもそうだが、1998-99シーズンにUEFAカップを制したパルマに所属していたカンナバーロ、クレスポ、ヴェロンらが入っているのが特徴的だ。また、当時ラツィオに所属していたネスタは1999-2000シーズンにセリエA制覇を果たしている。

10位:ジャンルイジ・ブッフォン

9位:マルセル・デサイー

8位:リリアン・テュラム

7位:ガブリエル・バティストゥータ

6位:アレッサンドロ・デル・ピエロ

5位:ジネディーヌ・ジダン

4位:フランコ・バレージ

現在もユヴェントスでレジェンドとして君臨するブッフォンが10位だ。国内リーグでは見事な成績を記録しているが、チャンピオンズリーグ制覇の経験がないことがやや残念なところか。テュラムもパルマでカンナバーロらとUEFAカップ制覇に貢献しており、2000年に入っているもののバティストゥータはローマをセリエA制覇に導いた。バレージは説明の必要がないレジェンドであり、セリエAを1990年代に4度、チャンピオンズカップもキャリア通算で3度制している。

3位:パオロ・マルディーニ

2位:ロベルト・バッジョ

1位:ロナウド

バレージもミランのレジェンドだが、90年代ではマルディーニの方がタイトル獲得数は多い。世界最高のDFとの評価を受ける1人で、トップ3に入るのは当然だろう。2位のバッジョは同メディアが「イタリア人選手史上最もテクニックがある」と評している通り、世界を代表するファンタジスタとして見る者を魅了した。タイトル獲得数はそれほど多くないが、バッジョはそれだけでは語れない存在ということなのだろう。

そしてそのバッジョをも抑えて1位に輝いたのがロナウドだ。ロナウドは怪我もあり、それほど長くセリエAでピークの状態にあったわけではない。しかし同メディアは輝く時間は短かったとしても、イタリアで過ごした時間でロナウドが史上最高のセンターフォワードであることを証明したのではないかと称賛している。好調時のロナウドはネスタやマルディーニですら手に負えず、同メディアもロナウドのスピード、テクニック、フィニッシュはこの世のものではなかったと絶賛だ。2002年にはレアル・マドリードへ移籍したためセリエAでのプレイ期間はそれほど長くないが、90年代最高の選手で間違いないか。

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