桜の季節を迎えたのに、花粉症の症状が治まらない方も多いかもしれません。関東のスギ花粉のピークは越えていますが、ここ数日、ヒノキ花粉が最近5年間のデータでは見られないほど多量に飛散しています。

ヒノキが多量飛散

東京都健康安全研究センターのデータによりますと、ここ数日、花粉の発生源である多摩地方のヒノキ花粉の飛散数がここ5年にはないほど多量となっています。
上の表は2013年から今年にかけて、「ヒノキ花粉の日毎の飛散数」を多い方から並べたものです。(2013年〜2017年は1月4日〜5月中旬までのデータ、今年は1月4日〜3月28日までの日ごとのデータです。)これを見ますと、多摩地方の各地で、今年が上位を占めているのが分かります。しかも、これまでの多い日に比べて、何倍もの値になっている地点が多くなっているのです。
スギ花粉の飛散はピークを過ぎたものの、今年は例年以上にヒノキ花粉に注意が必要です。