西武ドームの様子

写真拡大

「コンサートが開催される7月中旬、夏季の西武ドームは気温35度以上になり、ビジターチームの選手やファンの間では“サウナドーム”として恐れられています。

 キスマイファンの体調が心配になりますね。大げさな物言いですが、事前準備を怠ればジャニーズコンサート史上最悪の事態も招きかねない」(スポーツ紙記者)

 ジャニーズグループ『Kis-My-Ft2』の'18年ライブツアーの予定が、このたび発表された。5都市のドームを回る、いわゆる“5大ドーム”ツアーを締めくくるのが7月14日、15日、16日の西武ドーム(メットライフドーム)公演だ。

 '09年のオープン以降、ジャニーズグループが西武ドームでコンサートを開催するのはキスマイが初となる。ファンも初めての会場を訪れることを楽しみにしていることだろう。が、日ごろプロ野球を取材する“常連”のスポーツ紙記者が危惧するように、夏場の西武ドームは“素人”にとって“アブナイ”場所だとも。

「よく言えば環境にやさしい“エコドーム”ですが、屋根だけをかぶせた半屋外球場はほかとは違って空調設備がなく、ジッとしているだけでも汗が流れる蒸し暑さ。

 サウナと呼ばれる所以です。コンサートになればファンのボルテージとともに、温度はさらに上がっていくことでしょう。最も注意すべきは熱中症です」(同・スポーツ記者)

 さらに自然あふれる狭山丘陵に囲まれているだけに、

「蚊やハエ、また場所によっては蜂がいることも。一緒に歌っている最中に口の中に……と考えたらゾッとします(苦笑)。

 虫よけスプレーは必須ですね。暑さ同様にそれは、歌手にも言えることですし、キスマイの身に何らかのハプニングが起きるかも……」(同・スポーツ紙記者)

 と、脅されるばかり。

 西武ドームを管理する株式会社西武ライオンズ・広報担当者に熱中症への対策、過去の事例を聞くと、

「会場内には、野球開催時から直径2メートルほどの大型扇風機を常設、常にフル稼働させています。また入り口にはミストを出すことで熱中症対策を行い、場内でも係員が常に充分な水分補給、暑さ対策をお客様に促しています。

 昨年1年間で(コンサートは)計7日間開催していますが、その(ファンが熱中症などで搬送された)ような事象はございません。(ファン、西武ドームともに万全を期している)そう、捉えていただければと思います」

 過剰に心配する必要はなさそうだが、コンサートを最後まで楽しむためにも準備に越したことはないだろう。

 そんなキスマイとファンをやきもきさせるジャニーズ“未踏”の西武ドームで、毎年“試合”をしている“常連”ジャニーズがいた。

「中居正広さんです。'08年から年末特番として放送されている『7番勝負!』(日本テレビ系。'17年は未放送)で、ソフトボール、野球対決の会場として使用しているのが西武ドームなのです。

 収録は夏場とは環境がまったく異なるオフシーズンですが、野球好きの中居さんはサウナも心得ていることでしょう。

 キスマイに、またコンサート運営に対策をアドバイスするかもしれませんね。もしかしたら当日の西武ドームには、汗だくになって後輩を見守る中居さんの姿もあるのでは?」(テレビ局関係者)

 キスマイにとって、これ以上の心強い先輩はいないだろう。