FC東京の16歳MF久保建英【写真:Getty Images】

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新潟戦で後半25分から途中出場 16歳9カ月10日でゴールを挙げ、今季初勝利に貢献

 FC東京は14日、ルヴァンカップのグループステージ第2節でアルビレックス新潟と対戦。

 途中出場のMF久保建英がJ1公式戦初ゴールとなる決勝弾を挙げ、チームに今季初勝利をもたらした。「自分の人生のなかで一番嬉しい」と語った16歳に対し、「次元が違う」「ヒーロー」「これで名実ともに“東京の建英”」と称賛の言葉が並んだ。

 スペインの名門バルセロナのカンテラ(下部組織)で育った若きクラックが魅せた。

 0-0で迎えた後半25分、久保はMF大森晃太郎に代わってピッチへ。すると出場からわずか6分後、FWディエゴ・オリヴェイラの落としを受けた久保は迷わず、ペナルティエリア内にドリブルで進入。左足を一閃したグラウンダーのシュートは見事ゴール右隅に決まり、チームに先制点をもたらした。

 今季公式戦5試合目にしてトップチームで初ゴール。16歳9カ月10日での得点は、ルヴァンカップ史上最年少記録となった。FC東京は久保の1点を守り切り、1-0で勝利。長谷川健太新監督に初白星をプレゼントした。


「これで名実ともに“東京の建英”」「シュートの振りが早い」

 FC東京は試合後、ピッチ上を移動する久保の動画とともに、「今までの人生で一番嬉しい!」というコメントを公式ツイッターで速報。これには、ファンから「これを待っていたっ!!建英GJ!!」「これで名実ともに『東京の建英』だね!!」「ヒーローです」と活躍を称えるコメントが寄せられた。

 また、Jリーグ公式ツイッターも得点シーンの動画を公開。「ドリブル突破の次元が違う」「久保ってシュートの振りが速い」「恐ろしい」と16歳とは思えない能力に驚嘆する一方で、「ロシア連れてきますか」と“飛び級”でのA代表招集に言及するファンも出るほどだった。

 待望のJ1公式戦初得点で勢いに乗り、リーグ戦でも連続ゴールとなるか。リーグ第4節の湘南ベルマーレ戦は18日に味の素スタジアム(15時キックオフ)で行われる。


(Football ZONE web編集部)