開幕戦で早くも今季初ゴール。広島に新加入のティーラシンがさっそく結果を残した。写真:徳原隆元

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 J1リーグは2月24日、各地で1節の4試合が行なわれている。エディオンスタジアム広島では、サンフレッチェ広島対北海道コンサドーレ札幌の一戦が行なわれ、1対0で広島が開幕戦を白星で飾った。

 試合は今季からペトロヴィッチ新監督が率いる札幌が、同監督の古巣となる広島に対してボール支配で上回る展開。しかし、効率の良い攻めを見せたのは広島で、前線のパトリックのポストプレーを軸にスピーディな攻撃が冴える。

 そして28分、左サイドでボールを受けた柏好文が右足でクロスを送ると、中央で待ち構えた今季新加入のティーラシンの頭にピタリ。ティーラシンはヘディングでゴール右にうまく流し込み、ゴールネットを揺らす。タイの国民的英雄が、早くも新天地で初ゴールを奪い、広島に先制点をもたらした。

 前半を1-0で折り返すと、後半は札幌が攻勢に出る。打開力のある今季川崎から新加入の三好康児やタイ代表のチャナティップが巧みな仕掛けから広島ゴールを脅かす。しかし、ゴールには至らず、71分には小野伸二、ヘイスの同時投入で勝負に出る。

 だが広島も堅実な守りでゴールを許さず、1-0でタイムアップ。広島がティーラシンの決勝ゴールでホーム開幕戦を白星で飾った。

【広島 1-0 札幌 PHOTO】タイ英雄のヘッドが炸裂。広島がホーム開幕戦を勝利で飾る