京都市内のホステルに入ったところ、身の毛もよだつような光景を目の当たりにしたと、利用者がツイッター上で写真を投稿して反響を集めている。

エントランス両側のガラスには、いくつもの手の影が映っている。その奥をよく見ると、白い顔がこちらを見つめていて......。

エントランスの奥には、不気味な白い顔が......


ツイッター投稿の写真(写真は、せた@cetacea_kwさん提供)

これは、ホステル利用者の「せた」さんがツイッターに2017年10月29日にアップした写真だ。

「せた」さんは、予約した宿泊先に入ったところ、こんな光景を目の当たりにして、キャンセルしようと本気で思ったと告白した。エントランス周辺には骸骨も吊るされており、午前0時ごろに宿泊先に駆け込んだため、余計怖かったという。

写真のツイートは、31日昼過ぎ現在で5万件以上も「いいね」が付けられており、驚きの声が上がっている。

その後のツイッター上のやり取りから、この宿泊先は、京都市中京区内の「ピースホステル三条」と分かった。


「白い顔」の人ではなく、映画「スクリーム」のマスクを付けたホステルのスタッフ。31日の宿泊者限定ハロウィンパーティーにこの姿で参加するという(以下、ピースホステル三条提供)


こちらは、誰もいないエントランスの光景

そこで、Jタウンネットが30日、ホステルに取材すると、広報担当者は、ハロウィン仕様にしたエントランスだと明かした。マレーシア人のスタッフがせっかくのイベントだからと、気合いを入れて飾り付けたものだそうだ。骸骨は、エントランス周辺で客をお出迎えしており、日によっては、米ホラー映画「スクリーム」(1996年)に登場する白いマスクの死神のような飾りになるという。

エントランスの奥に見えている不気味な白い顔については、こう話す。

宿泊客の顔が照明で白く浮かび上がった?

「こちらは、スタッフではありません。共用スペースにおられたお客さまではないかと思います。お顔が照明の関係で白く見えたのではないかと思いますが、確かめたわけではないので、コスプレをしていた可能性も否定できないです」

ホステル宿泊客の9割が外国人で、中国や台湾、韓国などアジア人が多く、欧米人もいるという。

「エントランスの飾りについては、びっくりする人や、喜んで写真撮影をする人もおられますね。宅配便を届けに来た女性は、『びっくりして荷物を落としそうになった』と言っていました。ただ、子供が泣いたという報告は聞いていません」

フロントにも、カウンター越しの壁に飾り付けが

ちなみに、「せた」さんは、玄関は怖かったものの、宿泊先はきれいでスタッフの対応もよかったとツイッター上でフォローしていた。

エントランスの飾りは、10月上旬から展示しており、10月31日中にも終了するとしている。ホステルは、2015年7月にオープンし、16年のハロウィンでも、同じマレーシア人スタッフがホラー仕立てにしたそうだ。