無回転ミドルで同点弾を演出…本田圭佑が「わざと足元に止めた」理由

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 延期されていたリーガMX第10節のトルーカ戦、パチューカに所属する本田圭佑は無回転ミドルシュートで同点弾を演出した。有料メルマガコンテンツ『CHANGE THE WORLD by KSK』で、本田がゴールシーンを振り返った。

 1点ビハインドで迎えた49分、ゴール右の位置でパスを受ける。この瞬間、本田は「スペースをうまく見れてなかった」ため、ボールを「足元に止めた」という。しかしながら、相手DFの寄せが遅れフリーの状態に。「予想と違ってめっちゃ空いてた」と思うや否や、ほぼノーステップで得意の左足を振り抜く。無回転のミドルシュートを相手GKが弾くと、本田にパスを供給したホアキン・マルティネスが押し込み、パチューカが同点に追いついた。

「正直、あのとき直接ゴールを狙うというプランはあんまりなくて。右サイドバックのシャギ(ホアキン・マルティネス)が走って来たのがわかっていたので、右に打つのは決めていたんですよ。ある意味、できすぎなくらい、相手GKがいいところに弾いてくれた」

 試合後、本田は「(スペースが)見えてなかったから、何かあったときのためにわざと足元に止めたんですよね」とプレーの意図を明かす。もちろん「一番いいのは、事前にスペースを察知できていること」、「もっと違うプレーも創出できた」と反省点に目を向けるとも忘れない。試合は2−2のドローに終わったが、本田の察知力と咄嗟の判断が生んだ価値あるゴールだった。

本田圭佑オフィシャルメルマガの承認を得て一部抜粋、掲載しています。