フジテレビの10月改編発表会が4日、都内で行われた。
 
各スポーツ紙などによると、改編によりフリーの古舘伊知郎アナウンサー(62)を起用した「フルタチさん」が1年で終了。金曜7時枠で古舘キャスターの新番組「モノシリーのとっておき〜すんごい人がやってくる!〜」をスタートさせることが発表されたという。
 
「昨年11月にスタートしたばかりの『フルタチさん』。強力な日本テレビの裏番組である『ザ!鉄腕!DASH!!』と『世界の果てまでイッテQ!』にぶつけるべく午後7時から2時間ぶち抜きで放送し大きな期待を背負っていました。ところが初回視聴率は8%台といきなり低迷。4%台に落ち込んだこともあり、いつ打ち切りになってもおかしくなかったのです」(フジテレビ関係者)
 
視聴率の低迷は同局にとって“想定外”のようだったが、一部からは「数字が取れる要素がまったくなかった」との声もささやかれているという。
 
「古舘さんがやたら構成に口を出してきたそうなのです。企画も出すのですが、報道が長かったせいか今の若い人にはまったくウケない企画ばかり。それでも古舘さんの発言権は絶大なので、その企画が通ってしまうそうです。周囲からも同時期にスタートした深夜のトークバラエティー『トーキングフルーツ』をゴールデンに持ってきた方がよかったくらいだといわれるほどでした」(番組関係者)
 
にもかかわらず、フジテレビはまたしても古舘アナに新番組を用意。かなり気を遣っているようだが、そこには理由があるという。
 
「昨年3月に『報道ステーション』(テレビ朝日)のキャスターを降板してから、古舘アナはしばらく休養する意向でした。それをフジが“三顧の礼”どころか、破格の待遇で引っ張り出しました。そんな事情もあって、簡単にクビを切れない。新番組の数字が低迷しても、古舘アナはしばらく安泰でしょう」(テレビ局関係者)
 
それならば、古舘アナにはノビノビとやって視聴者を満足させてほしいものだが……。