これは一般的なラジオ体操。写真はイメージです(Nori Norisaさん撮影、Flickrより)

夏といえばラジオ体操......が定番だが、そのラジオ体操の3倍以上の運動量、と噂される神戸体操が話題となっている。いったいどんな体操なのだろう?

「こんなしんどい体操を考えたやつ出てこい!」

神戸体操は1951年、神戸市教育委員会が東京教育大学(現筑波大学)の本間茂雄氏に依頼し考案されたという。1965年に改訂され、「小学校1・2年生用」「小学校3〜6年生用」「中学校男女用」「高校男女用」と対象を細かく設定し、作り込まれた。やがて神戸市は市内全校に伴奏用音楽レコードを配布し、体育の授業で取り入れられるようになったとのこと。

ツイッターには、神戸出身者からこんな声が寄せられている。

「神戸で中高生活をやってた人間なら忘れてても始まったら体が動き出す説」「中学入って最初の体育の授業は神戸体操を習うとこからやった思い出」などという感想だ。「体育の授業で神戸体操を習った時はこんなしんどい体操を考えたやつ出てこい!!とか毒を吐いてました」という人もいた。

一時は、熱心に行われていた神戸体操だが、現在は中学、高校数校で受け継がれているのみという。しかし神戸市の公式ウェブサイトには、神戸体操を解説するページも設けられていた。「神戸体操復活」を目指して活動する人々もいるようだ。動画も紹介されており、YouTubeでも閲覧できる。動画を見ながら、ラジオ体操の3倍以上の運動量を体験してみてはいかが。

神戸体操 中学校男子