“ミラノサンド”といえば、ドトールコーヒーショップの代表的なフードメニューのひとつ。パリッとしたパンと間に挟まれた具材がコーヒーにもばっちり合う人気メニューです。そんなミラノサンドに1/19から追加された新しい味はなんと『すき焼き』。ドトールで提供されるすき焼きとは、またすき焼きをパンに挟むとは……となんとも気になるメニュー『ミラノサンド すき焼き』はどんな味!?

ドトール『ミラノサンド すき焼き』410円

おすすめ度 ★★★★☆

『ミラノサンド すき焼き』は、店頭で他のメニューと同じように注文することができます。作るのに少し時間がかかるので、出来あがりを待って受け取る形になります。受け取り時点では、すき焼きっぽい要素はまだ感じられません。

単品の『ミラノサンド すき焼き』は410円ですが、飲み物と一緒に頼めばセット扱いになり50円引きになります。

中身を確認してみると……レタスの上に牛肉と九条ねぎ、卵黄ソースなどのすき焼き要素が登場。生ハムやボンレスハム、アボカドとエビ、照り焼きチキンといった他のミラノサンドとはまったく印象の異なるビジュアルです。

レタスの下にはマヨネーズソースが敷いてあります。上下ともにパンの内側はしっかり焦げ目がついたカリッとした仕上がり。

よく見てみると牛肉だけではなく、煮込まれてくたっとした玉ねぎも一緒に入っています。どちらもしっかりと甘辛く煮込まれ、食べてみると確かにすき焼きの味。砂糖多めで甘めの味付けです。

横から見るとこんな感じ。かぶりつくと、パンの表面と内側はカリカリで中身はふんわりとした歯触りが味わえるのは他のミラノサンドと同様ですが、シャキッとしたレタスや九条ねぎと、すき焼きらしい柔らかな牛肉の味わいが続くのは『ミラノサンド すき焼き』ならではです。すき焼きはあまりに和食っぽすぎてパンに合わないかと思いきや、酸味の効いたマヨネーズソース、まろやかさを加える卵黄ソースの効果もあってか、これが意外にもアリ。今までに食べたことのない味わいではありますが、中身の具もパンも思わず食べ進めたくなる不思議な美味しさです。

食べる際に注意したいのが、口に入れた逆サイドからすき焼きのタレや卵黄ソースがこぼれてしまうことがある点。噛むことで押し出されたり、傾けることで流れ出たりしてしまうので多少気を使う必要があるかもしれません。手にべったり付くといったことはないだけに、うっかりこぼしてしまうこともありそうなので、心配であれば紙ナプキンに包んで食べると安心です。

カリッとしたパンと甘辛いすき焼きという意外すぎる組み合わせに独特の美味しさがある『ミラノサンド すき焼き』。この予想外の味は、ぜひ実際に試してみてほしいところです。看板や店頭ののぼりなどを見て興味は引かれるもののイマイチ食べるまで踏み切れない……という人もいるでしょうが、試す価値はありますよ!