インテルFWガブリエウ・バルボーザが18日、セリエA第17節サッスオーロ戦で3カ月ぶりに試合出場を果たした。だが、直後にイエローカードをもらい、SNSで皮肉られている。

鳴り物入りで加入した通称「ガビゴル」は、2500万ユーロ(約30億7000万円)とも言われる高額移籍金もあり、大きな注目を集めていた。だが、9月25日のボローニャ戦で16分間プレーしただけにとどまり、以降は出番なし。期待されていた大型補強がまったくピッチに立たず、メディアからも「ミステリー」と揶揄された。

代理人が「インテルがこんな扱いをするとは」とクラブに怒りを表し、1月のマーケットでの移籍を示唆するなど、わずか半年で退団が騒がれているガビゴル。だが、サッスオーロ戦で3カ月ぶりにその姿を見ることができた。1-0とリードしていた終盤のアディショナルタイム、ガビゴルはステファノ・ピオリ監督からピッチに送り出される。

時間は少なく、チームは逃げ切りモード。当然、多くは期待できない。だが、ガビゴルはわずかな時間でインパクトを残した。それも、あまり好ましくない形で。

96分に登場したガビゴルは98分、オフサイドの笛を吹かれた際にボールを蹴り、遅延行為でイエローカードを出されてしまったのだ。

逃げ切りたいというチーム状況から、あえて時間稼ぎに出て犠牲になったとも考えられる。だが、これまでの経緯もあって、登場から2分半でのイエローカードに、ツイッターでは皮肉が相次いだ。



「ガビゴルが出場した。今日は雪だな」


「掲示板に何かしら足跡を残すために、無意味にカードをもらう。すげえな」


「出場停止が恐いからもう彼を起用するなとピオリ監督は警告されたな」


「ガビゴル、17試合でプレー時間16分、警告1回、ゴールはゼロ、投資額はちょっと多め」

ガビゴル本人は久しぶりにピッチに立ったユニフォーム姿の写真をツイートしている。志半ばにしてのブラジル帰国もうわさされるガビゴルの決断はいかに?