“爆買い”もついにここまで来たのだろうか――バルセロナFWリオネル・メッシを獲得するために、中国のクラブが年俸1億ユーロ(約123億円)を用意しているという。

スペインやイギリスのメディアの報道として、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えたところによると、元マンチェスター・シティのマヌエル・ペジェグリーニ監督が指揮を執る河北華夏が、5年総額5億ユーロ(約615億円)の条件でメッシ獲得を目指している。


河北華夏は年俸1300万ユーロ(約16億円)でアルゼンチン代表のエセキエル・ラベッシを招き、コートジボワール代表のジェルヴィーニョにも1試合につき15万ユーロ(約1850万円)という破格の条件を与えている。

バルセロナと2018年までの契約を結ぶメッシは、現在クラブと延長交渉中。バルサは2400万ユーロ(約29億6000万円)という現在の年俸を3500万ユーロ(約43億円)までアップする考えとされる。だが、報道が事実であれば、河北華夏のオファーはその3倍近くに達する。

中国では最近、上海申花がボカ・ジュアーズのカルロス・テベスに年俸4000万ユーロ(約49億3000万円)の2年契約をオファーしたと騒がれたばかり。サッカー界におけるチャイナマネーの“爆買い”は、「史上最高の選手」とも言われるメッシにまで及ぶのだろうか。