クリスマスまであともう少し。

ドイツではクリスマスから4週間前の日曜日から始まるアドベント(待降節)の時期になると、各地にクリスマスマーケットが開催され、クリスマスに向けて華やかに盛り上がります。

数あるドイツのクリスマスマーケットの中でも、世界一有名と言われているのが、ドイツ中部の都市・ニュルンベルクのクリスマスマーケットです。

人口50万人ほどの街ですが、毎年クリスマスマーケットには国内外から200万人もの人々が訪れるそう。

第二次世界大戦中には壊滅的な被害を受けたニュルンベルクですが、その街の中心部には城壁に囲まれた旧市街地が再建され、小高い丘の上に立つニュルンベルク城を中心に中世さながらの街並みが広がります。

城壁をくぐって旧市街地に入ると、見渡す限り現代的な建物はなく、まるで中世のおとぎ話の世界に迷い込んだよう。

荘厳なゴシック建築が目を引く街のランドマーク・フラウエン教会の前の広場に所狭しとクリスマスマーケットの屋台が立ち並びます。

さすがにドイツでも最も有名なクリスマスマーケットと言われるほどなので、週末には身動きが取れない程になることも。

ドイツ菓子や、木工細工、クリスマスツリー用のオーナメントを売るお店などが並び、見ていて飽きません。


マーケットのある広場から丘の上のお城までは、観光客向けの馬車で登ることもできます。

お城から見渡せる旧市街の街並みは壮観です。

子供向けのクリスマスマーケットがあり、ミニ観覧車や子供向けの遊具も並び、家族連れで楽しめるのもニュルンベルクのクリスマスマーケットの特徴。

夏のヨーロッパもいいですが、寒い時期に行くなら、ぜひこんなクリスマスも体験してみてはいかがでしょうか?

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