LCCで気軽に行ける旅行先として人気を集めるマレーシアの首都・クアラルンプール。

クアラルンプールでお土産ショッピングにぴったりの場所が「セントラルマーケット」です。

チャイナタウンの北西部にある名物マーケットで、マレーシア各地やアジア各国の雑貨をはじめ、さまざまなショップが一堂に会する光景はまるでおもちゃ箱。

もともと1888年に野外カジノとして始まったセントラルマーケットは、その後生鮮市場となり、規模や目的を変えて現在の姿となりました。ブルーの外観が印象的な建物は、1936年ごろに建てられたものです。

近年では2012年の改装により、「華人街」「リトルインディア」といったテーマ別のゾーンも誕生し、ますます目が離せなくなっています。

1階にあるテーマ別ゾーンは、内装もテーマに合わせてつくられていて、見て回るだけでも異国の雰囲気が味わえます。

「華人街」では、お決まりのチャイナドレスや、中国風の刺繍が施された雑貨の数々が。

タイ北部やラオスなどで目にする、珍しい少数民族風デザインの小物もあります。

「リトルインディア」では、ラジャスターン地方のカラフルなバッグやテキスタイル、カシミールのパシュミナまで、個性あふれる品々がずらり。

マレーのゾーンでは、マレーシアの伝統的な木カゴやバティック製品などが所狭しと並んでいます。

ゾーンによって、雰囲気や並んでいる商品がガラリと変わるのが面白いですね。

ほかにもクアラルンプールグッズのショップやマレーシア産チョコレートのショップなど、バラエティ豊か。

マレーシア生まれの高級スパコスメ「タナメラ(TANAMERA)」など、女性なら見逃せないコスメショップも出店しています。タナメラの商品は物価の安いマレーシアにしてはお値段が張りますが、植物原料を使用した高い品質で数々の賞を受賞しています。

そして、セントラルマーケットの名物土産ともいえるのが、ナマコ石鹸。

高い再生能力をもつナマコには、セラミド、コラーゲン、コンドロイチンなど、保湿やアンチエイジングの効果が期待できる美容成分が含まれているのです。フルーツやラベンダー、ランなどさまざまな香りのついたナマコ石鹸が売られています。

筆者も試しに買ってみたところ、確かに洗い上がりはきゅきゅっと、翌日はすべすべの肌になりました。バティックの布に包まれた可愛らしいパッケージも嬉しいですね。

2階には、バティックなどのエスニック衣料のショップの数々と、フードコートやレストラン、マッサージ店があります。


こちらのフードコートは観光地にしては良心的な価格で、チャイナタウンのフードコートよりも清潔感があって利用価値大。

ショッピングを楽しみながら食事もできるセントラルマーケットは旅行者の強い味方なのです。

クアラルンプールを訪れたら、ぜひ雑貨天国・セントラルマーケットでお土産ハンティングを楽しんでくださいね。

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