本州で最も西に位置する街・山口県下関市は、日本有数の高齢化地域でもある。65歳以上の市民の割合は、実に約3人に1人に達する。


「超オトナ写真館」を開催する下関大丸

そんな下関ならではの地域活性化を目指して、地元の百貨店「下関大丸」が2016年11月9日から、写真展「超オトナ写真館」を開催している。

「特大の丸プロジェクト」第1弾として

超オトナとは、65歳以上のシニア層を「オトナを超えた存在」として定義した造語だ。今回の写真展では、こうした下関在住の「超オトナ」たち30組をモデルに起用、本職のヘアメイクやスタイリストがコーディネートし、やはりプロのカメラマンが撮影、その写真を店内に展示する。


画像は、下関大丸提供

撮影に参加した「超オトナ」の皆さんからは、

「オシャレしたら年齢を気にしなくなりました」
「最初は躊躇したが挑戦してよかった!」

といった声が上がったとのこと。

「超オトナ写真館」は、高齢化が進む下関の街、そして下関大丸の現状をむしろポジティブにとらえ、地元密着の百貨店として、地域との新たな関係作りを目指して立ち上がった「特大の丸プロジェクト」の第1弾として企画された。



西尾聡・代表取締役社長は発表したコメントの中で、こうした地元の「超オトナ」の姿を全国に発信していくことで、「下関っておもしろそう」「下関が元気だ」というイメージを発信したいとしている。

22日まで開催。